ヘルニアからの坐骨神経痛

 もう随分古い話なのですが、といっても、今年の5月です。急に腰が痛くなりました。バドミントンでぎっくり腰みたいになった痛みに似ています。ですが、バドミントンでなったわけではありませんでした。うーん、なんだろうな、と思っていると、日に日に痛みが増して行きました。バドミントンでぎっくり腰やったりすると日に日に痛みは和らいでいくものですが、今回は悪化していました。これはおかしいということで、病院に行きました。腰の痛みだけでなく、両太ももの側面にツッパリ感もあり、そのことを医者に伝えると、

「ヘルニアの疑いがありますね、MRIを撮りましょう」

となりました。

 初めてMRIを経験しました。狭い隙間に腰の領域だけで40分程度じっとしていなければならず、まぁまぁ苦痛といえば苦痛です。全然耐えられる程度ですが。なんだろ。

 で、診断結果はヘルニアでした。若い頃、足の骨折で整形外科に入院していた時、ヘルニアで入院していた相部屋の人は、赤ちゃんの歩行器のようなものを使って移動し、ベッドでは足を引っ張り、手術の日を待つような感じでした。え!俺もそんな感じになるのかな?と思っていたのですが、そんなことにはならず、痛み止めの薬で様子を見ましょう、とのことでした。そんだけ!どうも調べてみると、ヘルニアは自然に治ることが多く、痛み止めで様子を見るのが近年の治療?とのことでした。足に麻痺がでたり、排尿に支障が出た場合は48時間以内の緊急手術だそうです。手術の他にも酵素注射などもあるようです。また強烈な痛み止めである注射による神経ブロックもあるようです。私の場合は単にほんとロキソニンと胃腸薬のみでした。

 で、様子を見ていると腰の痛みは引いたのですが、尻から太ももにかけてのしびれに移りました。いわゆる坐骨神経痛というやつみたいです。まぁまぁ痛い。足に力が入らない。またまた病院に行ってみました。またMRI撮りました。ところ、ヘルニアの部分が前回よりも少し突出しており、進行しているようでした。ですが、やはり痛み止めで様子をみるとのことでした。これが6月中旬だったでしょうか?

 それから、痛み止めもやめて、足の痺れに任せて生活しておりました。一時期は本当に左足の押しが効かなくて、びっこ引きながら歩いていました。個人的な調べによれば、七割は半年以内に勝手に治る、とのことでしたが、本当だろうかと不安に思いつつも、多分そうなるだろうという楽観も半分ありつつも、でした。その間にも三波川帯の巡検に行ったり、バドミントンやったり、ジムに行ったりしておりました。なんとかなるものですね。

 で9月。朝起きて布団から立つ時に、左足の押しに力強さを感じ、あ、やっぱり勝手に治るんかな?と思いつつあります。なんとなく治りそうな兆しが見えて、ようやく書く気になりました。

 9月は12-15日で東京でワークショップ、16日移動日の17-19日が地質学会(京都)、24-26日は室戸巡検、10月5日から21日までドイツの予定です。楽しみです。