祝日を挟む前後含め、2泊3日で宮崎に行ってきました。卒業生の結婚式でした。
とりあえず、初日はホテルに入ればよいということで、夕方6時ごろ宮崎に着くように行ったのですが、宮崎で有名なリゾートホテルに行く公共交通機関があまり多くなく、宮崎駅でタクシーを拾いました。
タクシーの運転手さんとちょろちょろ会話して、今回は卒業生の結婚式で宮崎に来たというと、自然と私が大学の教員であることも伝えることになりました。
すると、タクシーの運転手さんがどんどん話し始めるのでした。
「いやー、あれだね、歳をとると若い時にもっと勉強しておくべきだったと思うね。」
「私は中卒なんですよ。家業の大工になってね。足し算引き算掛け算割り算できればお金稼げたから別に高校なんて行かなくてもよいと思っていたんですよ。」
「不動産屋に転職してね、上司に気に入られて部長にまでなって。もう、いるだけでいいからって感じになって、毎晩飲み歩いてたもんですよ。」
話はわかりやすくてオチもあり、頭の良さそうなおじさんです。私はやや自論でもあることを言いました。
「でも、大工には大工の勉強があって、不動産にしたっていろいろ勉強することありますよね。高校に行かなくても社会で学びつづけることになってましたよね。」
「やっぱりなんというか、才能なんですかね、大学生にしたって勉強のできる子できない子の違いはあります。運転手さんは、社会で学んでのし上がって、やっぱり才能があったんだと思います。高校行っても勉強できたと思いますよ。」
それなのに、である。なぜ、勉強しておけばよかったと思うのか。
続く