Paper accepted! (論文受理!)

 やりました!

論文が受理されました。

ようやっとですわ。

共著者の方々のおめでとうメールに酔っております。ありがとうございます。

 

 今回の論文はこれまでの論文の中でもほんと苦しかったっす。しかし、苦しくても挑戦したくなるような内容でした。というか、考えてみれば楽な論文はありませんねぇ。これまでも、もはや諦めつつある論文がいくつかありました(心の中では「いずれは」と思いつつ、数年経っているものが複数ある)。

 今回の論文をちゃんと書き始めたのは、2020年の4月くらいでしょうか。コロナ禍でまじめに自宅勤務を始めた頃ですね。久々に書き始めて、自分の酷い英文に絶望しておりました。4月下旬にとにかくひどい英文で第一原稿を書き上げ、恥も外聞もなく共著者に打診しました。共著者から数多くのコメントをいただき、なんとか自信のついた第二原稿にたどり着いたのが8月上旬です。時間がかかりすぎているのは、苦しくて逃げている時間が多かったからです・・・。で8月中旬に最初の投稿。結構いい雑誌に投稿しました。ところ、70日間の放置をくらった挙句になんとEditor rejectでした。レビューにも回らず、なんらコメントももらえないという目に遭いました。10月下旬のことでした。

 すぐさま次の雑誌に投稿したところ、3ヶ月後に返事が来て、結果はリジェクトでした。この時はちゃんとレビュワーに回り、コメントをいただけました。2月上旬のことでした。なぜかこの返事がジャンクメールボックスに入っており、気がついたのは3月上旬でした。このコメントに沿って修正を行うべき時でしたが、やはり心が折れて逃避の日々でした。

 折れた心に鞭打って、逃げつつ逃げつつ遅い足取りで修正をかけ、次の雑誌に投稿したのは6月も上旬でした。最初の第一原稿から1年と1ヶ月かかっております・・・。しかし、この三番目の雑誌もEditor reject。すなわちこれもレビュワーコメントなし。ありがたいことに1週間で返事が来ました。

 今度は独自により良いものへと修正をかけて、次の雑誌に投稿したのは8月中旬です。この返事が10月1日に来ました。結果は、大修正だが修正のチャンスをあげる、でした。リジェクト続きだったので、修正のチャンスがもらえただけでもありがたかったです。この修正は気合を入れてやりました。締め切りを少し延長して修正稿を投稿したのが11月上旬です。

 その結果が来たのが12月下旬でした。大修正だったので、もう一度レビュワーに回りましたが、修正は非常に好意的に受け入れられました。でもまだちょっと修正して欲しいということでした。本当に小修正だったのですが、年末年始でぼやぼやして、この修正原稿を投稿したのが1月21日でした。

 で、ついに論文受理のメールが本日来ました。2年弱の月日が流れております・・・。今回の論文は私にとって、とてもチャレンジングな内容でした。なんと言っても私の専門である地質っぽくない。石が一個も出てきません。なので、絵的には地球物理っぽい論文に見えます。ですけど中身に構造地質のアイデアをぼこっと入れてあり、レビュワーとしても馴染みのない論文に見えたと思います。地球物理学者の共著者の一人からも、「お前は道を切り開いている!」と言われ、勇気をもらいました。

 今日は卒業生からもらった焼酎を空ける日であります!かんぱーい!!