ガッカチョウ

 新年度。ガッカチョウになってしまいました。ガチョウじゃないよ、ガッカチョウ。学科長です。くだらなくてすみません・・・。

 

 学科長の役職はローテーションで回ってくるだけで何の権力もなく偉くもなんともないです。春の新年度開始時期のここ2週間はえらい忙しかったです。なんとなく本日で一段落する感じです。

 何が忙しいのか?

 ガッカチョウはなんらかの委員長になります。入試委員長、予算施設委員長、広報委員長、ほか。

 ガッカチョウは大学院の学務委員になります。修士と博士。

 ガッカチョウは会議がいっぱいあります。従来よりプラス8ほど。

 ガッカチョウは書類をいっぱいまとめます。入試担当、オムニバス授業担当、学科委員担当、大学院学生名簿、会議メモなどなど。

 これだけだったらまだいいんよ。

 ガッカチョウにはこれまで知らなくてよかった大量の情報が回ってきます。学科長の力の源泉はこの情報力かもしれません。この処理が上の仕事に加えて60%マシマシ。多分、今年度は特別にこういう処理が多い年だと思います。一旦対応しましたが今後は距離を置きます。

 

 1週間目くらいに、ちょうどトロンボーンの先生や他の素晴らしい演奏者のコンサート+バレーダンスがあって、心が洗われましたよ。会場のホールはやや小高い丘の上にあり、丘に登って見渡すと、夕日が水田に映えて山々のシルエットを浮かび上がらせており、美しかったです。あー、きれいだな、俺、やっぱ疲れてんだな、と感じました。

 

 大学のコロナ対応が緩くなり、昼休みのバドミントンが再開しました。あ、疲れてんのはこのせいかな?とはいえ、やっぱり心のよりどころ。おかげで体重の増加トレンドが下降に反転しました。とはいえ、BMI22周辺でキープはしています。

 

 大学が先日載った論文のプレスリリースを打ってくれて、地元の新聞に記事が掲載されました。熱心な記者の方が担当くださり、正確を期すべく多く勉強して、わかりやすく言葉を選び、一般の方々が気を引くような将来の展望を書いてくださいました。専門バカの私にはあのような作文はできません。ありがたいことです。

 

 忙しくて後回しにしていたアメリカ学会誌の論文レビューがようやく終わりました。遅れる申し訳なさがいつも心のすみに引っかかっていました。今後も、国際誌編集者として担当論文の処理(遅れてすみません)、掘削プロポーザルの修正(締め切り今月末)、共著論文2編のチェック、中国人留学生の受け入れ準備、学生の研究(これが一番楽しい)といった、自分がやりたい仕事がどんどこ溜まっています。ほんとガッカチョウなんてやるもんじゃないよ。