東京出張

 東京出張から帰ってきました。

 前回のポスト、酔っ払って書いてろくなもんじゃないけど、そういう調子こいている時もあるから、まぁいいかな。

 世の中には頭のいい人がいるもんだなぁ。俺なんか全然追いつていないよ。でも、とっても満足、という話なんだけど、俺もすげーとかかいちゃった。あほ。

 

 言い忘れていましたが、American Geophysical Unionでは、ドイツのオフィスで相部屋だった韓国人のヨンジュンと、バドミントンを一緒にやった中国人のユエヤンと3年ぶりに再開しました!ヨンジュンは私がドイツを去った後半年(トータル1年)で、韓国に帰国。韓国の業績評価と日本の業績評価の違いとかで盛り上がりました。ユエヤンはまだドイツにいて、4年目かな?中国の奨学金が切れて、ボスのプロジェクトマネーで研究を続けているということでした。博士を取ろうとしているのですが、ドイツの博士は非常に厳密で難しいです。話した感じあまり順調ではなさそうでした。そんなドイツの博士課程の学生を何人も見てきましたが、聞いててあまり穏やかではありませんね・・・。

 

 で、東京出張ですが、前半は正月明けの国際会議のための国内事前会議で、大変勉強になりました。後半は石油業界系の専門ソフトウェアの講習会と成果発表会でした。これまた大変勉強になりました。

 

 今年は今週いっぱい出勤して、28日から帰省です。高知に帰るのは1月3日だったと思います。1月6日から米国サンディエゴで国際会議。11日に帰国して、14日から初出勤となる予定です。

 

 みなさん、メリークリスマス アンド 良いお年を!

米国の学会から帰国からの東京出張

 先週は毎年恒例の米国地球惑星科学連合の学会に参加してきました。今年はポスター発表でしたが、まま人が来て、情熱の滾りをぶつけました。たまにポスターも悪くない。

 相変わらず飲みすぎ。日曜入りしてとりあえず爆飲み。月曜は中華街でまま飲み。火曜はやばいと思って休憩。水曜は海洋掘削科学関連で飲みすぎ。木曜はサンフランシスコ在住の友達の家に招かれて飲みすぎ。最後の金曜日は夢のような会合でやや飲み。今年は木曜金曜で最高でした!

 今年の発表はもう人生最高のネタでした。はっきり言って誰も追随できないと思います。いいよいいよ、もうそれでもいいよ、だけど、それも理解した上で俺の方が上だよ、と思います。調子こいてます。だけど本当にそうなんです。世界には天才がおります。その天才性を理解することができる俺がすごいと思ってしまいます。というか、自分が今回やったことが実はずいぶん前にコンセプトとして考えていた人が世界にいたことに感動しています。そして、そのコンセプトを検証するに足る技術とデータと頭脳が今自分の手の中にあることに感謝します。

 

 とか、

 

偉そうなこと言ってるのは、今私が一人飲みで酔っ払っているからであります。月曜の早朝に帰国して、その足で大学へ。バドミントンやりました。で、自宅に二泊して、また東京出張3泊です。今東京のビジネスホテルにいます。明日明後日仕事して、土曜に高知に帰ります。で、来週は大学で仕事して、週末から帰省です。で、また新年高知に帰ったらすぐ米国出張。いろいろ楽しみです。

 

勉強が楽しいです。新しいことを知るのは楽しいですね!世界は広い!しかし僕の理解の範囲にある。何か新しいことを作っている自負がある。それを学生に伝えたい。

師走に突入

 今年もあっとゆう間に師走に突入。今月は毎年恒例の米国の地球物理学会参加と東京出張(3件)からのすぐさま帰省まで忙しい予定です。

 

 11月は後半に中国地質大学のルー教授と学生のウェンジンが高知にやってきて、高知の地質調査をやりました。土佐湾東海岸を南下し室戸まで、三波川帯と西部のメランジュ帯を10日ほどかけてぐるっと回りました。楽しかったです。

 相変わらず文化の違いなどの議論も楽しかったです。

中でも印象深かったのは、ルー教授が「日本の子供は自立している。」と言ったことです。どうも夜でも小学生くらいの子が一人で外をうろついているのが驚きだったようです。

「あ、それはね、日本人が周囲に気を使いすぎる性格なので、ストレスをためやすい一方でその結果異常に安全な社会が担保されていて、子供が一人でも夜道を歩けるからですよ。台湾の友達とかは、子供の送り迎えに必ず大人が付いていないといけないから大変だと言ってましたよ。人さらいとかもあるみたい。」

と答えると、

「いや、そういうことじゃなくて、うちらの世代は一人っ子政策だから(5年前に終わっている)、超過保護なんだよ。妻はもう息子のためにあれやってこれやって、どうしたこうしたってすごい過干渉。自分はそんなことは本人に勝手にやらせたらいいんだというんだけど、それで妻と喧嘩になるんだよ。」

「あー、でも過保護かどうかって、なかなか答えがないから難しいですよね。どこまでもグレー。きっと大丈夫ですよ。」

とかいっている彼の息子は今度の9月からアメリカの大学生になるらしく、自立心が芽生えつつあるという。ま、これからですね。うちの娘は中3ですが、そんなに自立している感じはしません。

 

 最後の3泊は高知市内に泊まってもらったのですが、どこもかしこもホテルが一杯で、やっと見つけた街中のホテルが一泊1万円。他に残っているのはJALホテルとか、城西館とか2万円越えばかり。やむなくその1万円のホテルを取りました。探しているときは全く気がつかなかったのですが、カシオワールドゴルフツアーとモロ被りしてました。

 私の名前で部屋を予約して、ホテルに中国人二人を連れて行くと、ホテルマンが明る様に嫌そうな空気を出してきて、

「ほんとはうちは中国人お断りなんですよ」

と。詳しく聞くと、ここのところ中国人、韓国人の観光客が増えてきて、日本人のお客さんとのトラブルが増えているとのことでした。もう商売というよりも、お客さん同士のトラブルだけは避けたい、というなんとも悲痛な声でした。みんながみんなそういうことではないと思うのですが、よほどの悪印象をもったことが以前にあったのだと思います。

 ですが、こちらは大学教員で彼らも研究者だ、というと、一安心したらしく、逆に良い部屋に変更してもらったりして助かりました。そのホテルマンは、建築系の勉強から、その知識を活かしたCGアーティストでもあるらしく、高知の芸術コンペである県展で良い賞をとっているようです。研究者に共感があるようでした。

 最近は外国人の日本旅行が地方にも浸透しつつあるようで、高知のようなローカルでも外国人の受け入れが増えているみたいですね。お遍路でも外国人が増えているようです。過渡期というべきか、外国人旅行者と住民の交流がもっと深まれば良いなと思います。ヨーロッパの多人種化が日本にも、また地方にもやってきているのかもしれません。

 

 

チリ出張キャンセル

 明日からチリのサンチアゴへ出張の予定でしたが、キャンセルになりました。

 先週末から、チリでは市民による政府への抗議運動が始まり、次第に大規模化し、まだ収束する気配がないようです。政府は非常事態宣言を出し、軍隊を街へ出動させ、催涙弾をバンバン撃っている模様です。夜間外出禁止令も出ています。

 とはいえ、テレビ等で映る画像は街の一部であって、デモの中心に近づかなければ問題ないのではないかと思っていました。ところが、バスや地下鉄の駅が何個か燃やされて、公共交通機関が一部ストップしているとか、非常事態宣言で研究発表会の会場となる大学も休講して閉まっている、今後の抗議活動の状況もどうなるかわからないということで、チリ大学側から今回の研究集会の中止が決定されました。

 こちらは急遽、航空券、ホテルのキャンセルをしました。若干のキャンセル料が発生します。

 今回、チリでのホテルはBooking.comで取りましたが、4泊ほどで20000円でした。クソ安い。その後、ふと見ると、欧米のLineみたいなアプリのWhat's up!にスペイン語と思われるメッセージが来ていました。Google translateで翻訳してみると

「ハロー、パブロです。今度あなたが泊まるホテルの者です。30ドルで空港に迎えに行きます。あなたの到着フライトを教えてください。」

とのことでした。最初は、どうせ公共交通機関ダウンタウンに行けるだろうと思って、無視していたのですが、その後3回ほど、繰り返しこちらにコンタクトしてきました。私も気が変わって、せっかくだからお願いすることにしました。これが、ひと月前くらいの話。英語でフライトを伝えると、英語で了解メッセージが返ってきました。みんな英語できるね。

 で、今週、月曜の午前中くらい?までは行く気でいました。私のフライトは到着が朝6時45分で、そのころの夜間外出禁止令は朝6時まででしたので、空港にそんな早朝に来れないんじゃないかと思い、パブロにメッセージ。

「ハイ、パブロ。はっしーです。今チリ政府は市民に夜間外出しないように命令していますね。私のフライトは早朝で、あなたがその時間に来るのは難しいのではないですか?遅れてもいいので、到着ゲートで待ってます。」

するとすぐにパブロから返信。

「いやいや、大丈夫です。あなたの到着前から待ってます。」

「素早いお返事ありがとう、危険じゃないんですか?O.K. See you soon!」

「危険じゃないですよ、See you soon。」

という感じでした。

その後、研究集会のキャンセルが決定されまして、パブロに

「残念ながら私のチリでの仕事がキャンセルになりました。初のチリ訪問だったので残念です。また次の機会に!」

「連絡ありがとう、残念です。また次の機会にお会いしましょう。もうお互い電話番号わかってるしね!キャンセル手続き忘れずにね!」

「うん、Booking.comでキャンセルしようとしたところです。ですが、大学事務が非常事態を理由にキャンセル料について交渉しろと言ってきていて、免除申請をしました。48時間後に決定通知がくるみたい。でも最終的には私は払うつもりです。」

と書きました。

チリにはいけませんでしたが、パブロとのやりとりはどこか心温まるものがありました。

 

 と、ここまで書いて、ちょっと追記。パブロのホテルをキャンセルしようとBooking.comのキャンセルページ行くと、キャンセル料が1万円ほどかかる、とありました。で、キャンセルボタンの下に、キャンセル料の免除申請というボタンがありました。上にもあるように、大学事務からは、今回は非常事態なのでキャンセル料が無料になるように努力せよとお達しがありまして、とりあえず、免除申請ボタンをポチッとしました。

 で、つい今さっき、決定通知がきました。曰く、

「おめでとうございます。あなたのキャンセル料はホテル側の采配で無料になりました。何か疑問があるときはホテルに直接問い合わせください。」

そのホテルの電話番号は、まさにパブロがWhat's upでコンタクトしてきた電話番号でした。

・・・。うーん、パブロ、ありがとう。この大変な時に。少しでも何か援助したいな。

 

 

10月になりました

 毎度のことながら9月もあっという間に過ぎて行きました。

 これまで長いことなんとなく無気力な感じでしたが、最近ふつふつとやる気がみなぎってきつつあります。

 先月末は父親を高知に呼んで松山のばぁちゃん、おじさん、おばさんの家に訪問し、そのまま山口での地質学会に参加しました。タイミングよく、台風前に山口入りできました。台風は夜のうちにピークを超えて、翌日は早朝こそ被害点検のため公共交通が止まっておりましたが、無事に学会は開催されました。よかったよかった。自分の発表二件もなかなか好評だったと思います。

 学会では普段なかなかお会いできない方々とめちゃくちゃお話しできて大変楽しかったです。ほんとめちゃくちゃしゃべったわ。しゃべり足りなくて、帰りのタクシーでも運ちゃんとめちゃくちゃどうでもいいことしゃべってました。酔っ払いですみません。

 で、高知に帰ってきて、いいアイデアがふつふつと上がってきました。今、書かねばならない論文は二本。ですが、これは一旦置いといて、またまたやってきました科研費の申請書の季節!去年の申請書は落ちました・・・。今年は頑張らないといけません。去年の反省をいかしつつ、より結論の明確なストーリーを立てつつあります。ま、科研費は当たるも八卦当たらぬも八卦です。楽しく書くのが肝要です。

 

 さて、本日から消費税増税です。8%が10%へ!

 ところが、オリンピックまでの9ヶ月間、キャッシュレス決済での2−5%還元があります。本日コンビニでお昼ご飯などを買ったときに、いつものようにスマホでピロリンと支払ったところ、実質消費税7%程度となりました。タバコは10%、その他飲食物は8%据え置きで2%還元されたら、実質7%。お得!でかいのがタバコにも還元がつくところ。なぜかわかりませんが、私がいつも買っているタバコは今回値上げせず。実質値下げです。その上、キャッシュレス還元でさらに値下げ!でかい。これに税金が投入されているのか・・・。増税して還元してって意味あるのかな?

 同時に実質値下げもあって、増税値上げの需要減で、デフレに向かってまっしぐらですね。オリンピック明けが本当の不況の始まりでしょう・・・。オリンピック明けに減税の政治的大回転を期待。