5月はあっという間に過ぎ去っていった

久々のポスト。5月はあっという間に過ぎ去って行きました。

何してたのだろうか?あんまり覚えてないな。

 

あ、思い出しました。

 ゴールデンウィークはほとんどどこにもいかず、研究費の申請書を書いていました。ドイツと日本の共同研究のための申請書です。5月の前半ほとんどはこれに費やしてました。

 その後、連合大会の準備。毎年恒例の千葉幕張メッセで行われる地球惑星関連の巨大学会です。月末にありました。

 25日の土曜日に東京入りして、地質学会の総会に出ました。夜は、東京で卒業生たちと再会。一人結婚して子供ができていて、もう一人は今年結婚するとのこと。めでたい!

 26日から連合大会に参加しました。またしても米国の友達が多く来てました。まま、飲みましたが、例年に比べるとあんまり飲まなかったな。老いを感じます・・・。

 学会から高知に戻ってすぐ、授業で地質巡検。初めての試みで、学科の地質系の教員6名が一つのフィールドで代わる代わる専門の説明をするという巡検でした。学生は40名程度。バス移動、昼休憩や岩場の歩きを含めて全行程7時間ほど。そのうち教員一人頭の説明のための持ち時間は30分程度でした。負担が分散されてちょうど良い感じです。教員に評判がよかった。学生も元気で楽しんでいる子が多かったと思います。また来年もやりましょう。

 今月は、通常営業の毎週の授業、院ゼミ、出張処理など、ほかに一本英語論文レビュー、高校での模擬授業・ゼミ、中国出張があります。

 中国出張はいろいろ奇跡が重なって、なんだかよくわからないまま話が進んでいきました。発端はある中国人学生からメールで博士課程の研究の一環で二年間留学させてほしいと依頼が来たことでした。インド人などからよく来る依頼で、大抵はお金ありません!という場合が多いのです。通常無視です。ですが、今回の中国人学生の場合、お金は中国政府の奨学金を申請する、やりたいことが具体的で私の興味とかなり合致している、ということで、対応してみることにしました。ドイツでも中国の奨学金を持って博士課程を取りに来る学生が少なからずいました。そのシステムを知っていたことで安心感を持ちました。それで、まずテレビ電話で面接したところ、なかなかの好青年で、英語もまま行ける。んじゃ、受け入れましょうということで、奨学金の申請書類にいろいろ手助けしましたけれど、なんと8割受かると言われている奨学金に落ちました。今年は私の周辺で審査によく落ちますわ。

 そしたら、その学生の中国側のボスが、関連する巨大プロジェクトの申請書を出すことにしたから混ざってほしいという話になりました。で、中国に招待するから研究発表・研究打ち合わせ・サンプル提供してほしいと。

 多分その学生が中国側のボスにとても好かれているのだと思います。こんな見も知らずの日本人を学生を通してここまで厚遇してくれるのは勇気のいることと思います。その学生が仲介役となって話が進んでいます。彼にとって良い経験になると思います。

 先月の地質学会の総会で、ちょうどその1週間前に同じ中国の大学に訪問していた友達の研究者に会いまして、いろいろ情報をいただきました。肝炎が危ないから水はペットボトルが閉まっているのを確認して自分で開けたやつだけ飲め、できれば予防接種、ビザはいらない、などなど。どうなることか分かりませんが、とりあえず行ってみます。