昨日はひょんなことから一般の方むけの地質巡検を案内しました。以前大学の拠点プロジェクトのシンポジウムが開かれまして、そこに参加された一般の方と知り合いになり、まったくひょんなことから、地質巡検を案内することになりました。その方は街の防災組織を運営されている方で、メンバー数名を案内してほしいとのことでした。ま、当方は専門馬鹿ですし、地震予知とか防災といった社会性はほとんどないですが、それでもよければと言いましたところ、それでいいとのことでしたので、お引き受けしました。
ら、地元の違う防災組織のメンバーの方も参加されることになったということで、5名ほど増えるかも、というお話がきました。えーいいですよー、ということで、10名ほどになりました。
ら、今度はその巡検場所の行政の教育委員会から電話が来まして、委員の方々5,6名も参加していいですか?という問い合わせでした。えーいいですよー、といったら、地元のケーブルテレビも参加したいそうですので、来るかもしれません、ということでした。あんな小さな街にケーブルテレビなんてあったんですね(と思ったら、隣町も含めたケーブルテレビでした)。
なんやかんやで、結局参加者は20名を超えました。びっくりです。
かなり専門的な話をしたと思うのですが、みなさん意識が高く、するどい質問が数々来ました。お年をめした方も、足をいためていたりした方もいらっしゃったのですが、崖をのぼって降りて、断層などを観察されました。まったくびっくりしました。
その後、地元の防災組織の方の案内で津波の避難所を見学しました。いろいろ行政を動かしたり、地域のコミュニティーをまとめたり、自ら実際に肉体労働されたりして、すごいシステムが出来上がっていました。大変勉強になりました。
[追記]実はこのとき高知新聞の土佐支局の方もいらっしゃってて、翌々日の朝刊に載せてもらいました。