10月も終わる

 もう10月も終わりますね。去年の今頃は、ドイツ生活がまだ5ヶ月も残っていてのんびりしていたもんですが、今年はまったく忙しい。

 まずは科研費の作文。いつものように気合を入れて楽しく書けました。

 それから二つの出張。東京と鹿児島。東京では前泊したので、うちの卒業生で地球科学系の仕事をしているメンバーと業界の情報交換など(飲み会含む)。本来の目的の研究打ち合わせも、充実してました。この時に、ハワイ大の先生と結局東京近郊で会って、ハワイには行けませんでした。鹿児島では、ものすごい良い研究発表が多くあり、議論する雰囲気は自由で活発で、大変良い討論会でした。なぜか桜島までフェリーで渡ったところの宿で会議と宿泊。マグマ温泉に偉大なる桜島が目の前で、これまたよかったです。どちらもものすごく楽しかったです。

 そしてなぜか重なるレビューの依頼。一つ引き受けると、なぜかしばらくして二つ目がきます。一つ目締め切り過ぎてますが、読み終わってすらない。もう一つも延長必至です。

 あとは、出張やら業績やらの書類。3月の乗船のための健康診断書類とか細々書類仕事。こういうの萎えますね。それからオムニバスの講義が先週今週に集中してしまいまして、準備不足でやっつけです。

 面白かったのが、乗船研究者の自己紹介テレビ電話というのがありました。世界中のメンバーがリアルタイムで電話で繋がるというシステムで、私が参加した時は日本では朝9時だったかな?中国、アメリカ、ヨーロッパ、日本、などなど地球一周ぐるっとデータがつながっていると思うと、感慨深いです。30人ぐらい同時接続。知っている面々も多々いまして、安心して参加できました。

 来月はちょっと楽になる予定。

論文受理とリジェクト

 先週は地質学会とスロー地震のワークショップで松山に5泊6日の滞在でした。ちょうど私の公演日に台風が襲いかかって来て、地質学会が中止になってしまいました。事前に登録していた公演要旨がなかったことに・・・。その3連休中は松山で複数の学会が開催されていたためホテルが全く取れず、ばぁちゃんおじさんおばさんの家に泊めてもらっていたのですが、学会が中止になった日は、おじさんが宇和島の本家にコメを買いにいくというのでついて行きました。母親が幼少期にお世話になった地域らしい。初めての訪問で、思いがけず自分のルーツを辿る旅ができました。

 スロー地震のワークショップのときは、会場ホテルの近くにホテルが取れました。ワークショップは大変興味深い講演が多く、頭が痛くなりました。勉強になったなぁ。

 先週金曜に戻り、土曜に休んで日曜日から室戸の巡検に二泊三日。例年通りなのですが、学生との対応にだんだんと疲れを感じるようになってきています。トシですね。

 室戸の巡検の最中に論文受理の通知を受けました!やっとです。長かったですね。投稿したのは昨年の6月。ドイツに行って実験開始までにちゃちゃっと最初に書いた論文です。これがもーのんびりしたもんで。レビューが戻って来たのが正月明け、1ヶ月ぐらいでリバイス戻したと思います。それからまたしばらく放置。5月に2度目のリバイス。でほぼほぼ受理だよと言われていたのですが、7月くらいに本当にちょろっとしたリバイス。すぐに戻したのですが、そっからまた放置で、ようやっと9月の下旬に正式受理通知、という具合です。ひどいもんです。

 もう一本、すごい雑誌に出し続けていた論文Bの方は、思い出投稿の最後の雑誌に投稿中だったところ、10日ほどでリジェクト通知がきました・・・。上の受理通知と同日。やっと受理かよー、よかったよかったと思っていたら、リジェクト通知ということで、気分が上がりきらないところで、下げられました。まー、この論文Bは機械的な対応を細々やりすぎて、もうどこでもいいからそろそろ終わらせたい気持ちでいっぱいです。疲れました。

 で火曜に大学に戻って翌日の入試打ち合わせ。翌日水曜日は試験当日、の試験担当。木曜の昨日は初の人間ドックで、胸部CTやら胃カメラといった初めての検査を受けました。胃カメラってきついっすねー。でも自分の腹の中が見えて興味深かったです。何個か懸案箇所が見つかりましたが概ね健康なようです。先日の胃酸過多、逆流性食道炎も大したことがなかったらしく、ちょっと胃の入り口が赤くなっているけど全体としては綺麗と言われました。見ただけでピロリはいないとわかるので検査なしで大丈夫、とのことでした。

 ということで、この二週間は、先週金曜日に一回、と今日の金曜日に一回しか昼休みバドミントンに参加できないという状況でした。もっとゆったりしてバドミントンを楽しみたいのですが、10月も結構忙しいかもです。なぜかわかりませんが、気がつけば締め切りがいっぱい。不思議です。

特に何もないのですが

 ここのところ書きたいことが大してなく、だらだらと過ごしております。相変わらず昼休みのバドミントンを楽しんでます。仕事面では、共著論文のチェック、自分の論文の修正、データ処理、他機関の研究者との議論などをちょろちょろとやったり、出張の計画で先方とのやりとり、来たるミーティングの情報、11月に受け入れる米国人女子学生との対応など、細々したことをこれまたちょろちょろやってます。

 今月は中旬から地質学会がありまして、松山に行きます。医学体育学会みたいな学会と丸かぶりで、松山のホテルが埋め尽くされているらしく、全く取れないという噂です。人によっては隣町?の西条から通うということです。ということを聞き及んで早々にホテルを予約することを諦めて、私は、ばぁちゃんおじさんおばさんの家に泊めてもらうことにしました。ラッキーです。

 また、地質学会からの流れでスロー地震の新学術領域研究プロジェクトのミーティングが松山で連続してあります。先日の海洋掘削プロジェクトのメンバーとも一部再会いたします。大変楽しみです。

 まったく話が変わるのですが、先日の日曜日、娘が卓球大会で一回戦初勝利を飾りました!学年別大会なので相手は中学一年生なのですが、前回と違って今回は小学校時代の経験者も同じトーナメントに入ってくるということで、相手が悪いと実力差が大きくなりがちという話でした。一体うちの娘の相手はどんだけ強いのか?最初に基礎打ちの練習が始まった瞬間、娘の相手がサーブミス!これは勝てる!とすぐわかるくらい初心者でした。娘も春から始めたばかりで初心者なのですが、それ以上に初心者でした。娘も勝ってもあまり嬉しくないー、と言っています。第二試合は強豪校のシード選手であえなく撃沈。翌日の新聞を見ると、そのシード選手が優勝しておりました。よく見ると準決勝の4人が全員同じ強豪校で、トーナメントの4角のシード選手達でした。どうやってるんでしょうか?

 で、バカ親はお祝いだー!ということで、夜に自宅でステーキ!とビール!うおーうまそう!とビールを一気飲み、ステーキを脂ごと一気喰いしたところ、おっさんは急に胸が苦しくなりました。息苦しい感じ。お食事中失礼しますっといった感じで、トイレでオエー!っと。おっさん脂身で気持ち悪くなり、胃酸過多で逆流性食道炎、胸焼けみたいになりました。なんか息苦しいので、ビールで流し込もうとしたところ、逆効果!なにか炭酸がシュワーっとなってさらに息苦しくなるという、自滅へのショートカットをしてしまいました。うえーっくるしーっとおっさんが悶えていると、お食事中失礼だったようで、妻も娘もドン引き。せっかくのお祝いを台無しにした不甲斐ない父親になってしまいました。

 ネットで調べると、脂身に過剰反応して胃酸過多になることはままあるらしく、そういうことみたいよ、と妻に説明するも、いや、いくらおっさんでもあの症状はおかしい病院行って検査してきて、ということで、人間ドックで胃カメラ検査、その他いろいろ検査することにしました。今日予約しました。月末にやります。おっさんはつらいもんだね。

気がつけば1ヶ月

 前回のポストから気がつけば1ヶ月。あっという間に時間が過ぎていきますね。

 受け入れていた米国からの学生が本日帰国の途につきました。ほぼ3ヶ月間の高知滞在でした。野外調査でサンプリングして、岩石処理して、データ分析して、かなり充実した研究期間だったと思います。ドイツでは実験でトラブルと1ヶ月待ちとかざらでしたが、高知では分析機器の待ち時間もほぼなし、トラブルに対応してくれる技術者も充実しているし、聞ける人もたくさんいるし、かなり理想的と言えるのではないでしょうか?ちょっと寂しくなるなー。

 ですが、今後もなかなか忙しい日々が待っとります。来月は地質学会、プロジェクト会議、野外巡検授業、10月はハワイへ出張、12月は恒例の米国の学会に出席です。11月は3週間ほどまた別の米国からの学生を受け入れます。ドイツから帰ってきてしばらくは日本の雑用(?授業とか書類作業とか会議とか?(本業です))に慣れずぼやぼややっていたのですが、ドイツに行く前の日本にいた時のペースに戻りつつあります。

 今日は米国の学生を空港へ送り届けたあと、午後からのプレクルーズミーティングに参加するためにコアセンターにおります。プレクルーズミーティングとは11月と3月上旬からそれぞれ2ヶ月間ニュージーランド東海岸沖で行われる船上掘削研究に参加する日本人の研究者の乗船前研修みたいなものです。私は3月上旬の方の担当です。私の場合は3月上旬から5月上旬までで、日本の学校年度をまたぐので大学的にはまぁそこそこ問題ですね。私がドイツに一年行くほどではないですけども、お前またかーっ!っていう感じです。授業どうしたらいいんだろうか?

オペラ!

 先週末、兵庫県西宮まで行って、オペラを楽しんできました。ドイツの友人のオペラ歌手が出演されるということで、数ヶ月ぶりに再会いたしました。

 ドイツ・キールのオペラは大変身近な雰囲気で楽しんでいたのですが、今回見たオペラは日本の高級オペラ!セットも巨大で凝っているし、衣装も頻繁に変わるし、ホールも巨大。観るこちらもやや緊張します。ですが、友人のオペラ歌手が歌いだすと、キールと同じ!巨大なホールなのに低音でもすごい響く!あー、これだよこれ、彼の仕事はすごい!ドイツで日本人が活躍するためにどれほど大変だったことでしょう。それをそのまま日本でやればよい!西洋の文化を日本に伝える、まったくそのままの人ですね。

 

 一方で私はどうかというと、ドイツでの研究者としての立場と、日本での大学教員の立場ってのが違いすぎる?のか、日本の立場に合わせることに汲々としている気がします。ドイツが気ままで楽しすぎたのがよくなかったか?

 

 公演後、楽屋に入って行きまして、舞台裏の雰囲気を見ることができました。オケ、歌手、メイク、衣装、ほか多くの方々が関わってできてますね。

 再会を喜んで、友人とその友人の飲み会にお邪魔して、美味しいお酒を飲みました。つーか、飲みすぎました。声楽家の大学の先生(科研費とったって!すごい!)、演出の方、オペラ歌手の方とそのた友人の友人たちと、楽しくお話しすることができました。夜中の3時くらいまで飲んだでしょうか?ホテルで寝て、朝10時くらいのバスで高知に午後2時くらいに無事戻りましたが、二日酔いで家でもぐったり。よく寝まして、充電しました。

 

 いやー、貴重な経験をいたしました。ありがとうございました!