不肖の息子

 早くも先のポストから一ヶ月が経ちました。早いですね。

 今月6日に母親が亡くなりました。危篤の連絡を受けたときは希望的観測からかまさかまだ大丈夫ではないかと思ったのですが、直後に気が変わり、いろいろな予定をキャンセルして、直近の間に合った飛行機で飛んでったのですが、間に合いませんでした。本当にもう少しだったので、病院のベットで対面することができました。まだ少し暖かかったような気がします。

 そのまま実家にとどまり、お通夜と告別式が無事執り行われました。

 高知に戻ったのが13日。

 うちの娘はどこまで分かっているのか分かりませんが、手紙を書いたり折り紙を折ったりして、祭壇に供えたりしていました。

 昨日もお風呂に入っているときに、ふと、
「死んだ人にね、会ったりすることもあるんだって、友達が言っていたよ。」
と言い出しました。
「うん、そういうこともあるかもしれないね。それは悪いことじゃなくて、見守ってくれてるんだよ。だから会えるんだと思うよ。」
「あー、また会いたいなー。」
「言い伝えでは亡くなってから49日まではこの世界にいて、まだ天国には行ってないみたいだから、クリスマスまでには会えるかもしれないねー。」
「ちょっと待って、数えるから、6, 7, 8, 9,(と指折り数えだす)、あ、間違えた、えーっと、6, 7, 8, 9・・・・、(3回ぐらいやりなおす)。ほんとだークリスマスくらいだね。」

 サンタも信じてるくらいですから、こういう話も信じてると思います。

 誰も思うことだと思うけども、不肖の息子であったよ。