ひょんなことから,学生時代のフィールドに行ってきました。10年ぶりくらいです。いやー,懐かしかったです。
発端は,再来年の地質学会が大阪府立大学?か市大かでやるということで,巡検旅行の案内をしてもらえないかという依頼を受けまして,もう懐かしすぎるので前向きに検討しますと返答しました。しかし,10年くらい行っていないので,露頭があるかすらあやしいので,下見してから相談する,ということで,下見に行ってきました。
うちの災害科学コースでは3回生の後期から卒論研究室に仮配属して,ケーススタディーをやることになっておりまして,その一環で学生と一緒です。なぜか今の卒論生も全員。
高知から高速で徳島までいって,徳島から和歌山までフェリー,和歌山から高速で御坊まで。御坊から内陸へ40分ぐらいの村です。
村に行くまでの道はかなり良くなっていました。村にもいろんな施設ができておりました。当時はお金がなかったので,バイクで下道を府立大学から5時間半くらいかけて行き,宿泊はすべてテントに寝袋という生活でしたが,今回はキャンプサイトのバンガローを二棟借りて,すぐ横にできていた温泉施設を満喫しました。
肝心の露頭はしっかり残っておりました。自分が取ったサンプルの跡も確認できました。どうも変形構造を今見ると,当時気がつかなかった構造に気がついて,違う解釈ができそうな雰囲気です。が,海岸の露頭のほうが情報量が多いので,無理してそんな内陸でやることはないかなぁ。
さすがに枝沢沿いの道はほとんど良くなっておらず,相変わらず細くてぼこぼこでした。
なかなか楽しかったです。