無事帰国ではや1週間

 22日に帰国して、早1週間が経ってしまいました。おそろしや。

 納豆ご飯と生卵ご飯を毎朝食べています。うまい。

 帰国後、娘の卒業式、大学の謝恩会、コアセンターのプロジェクト会議(研究発表会)、家族旅行、各種手続きで慌ただしく毎日が過ぎて行きまして、気がついたら1週間経っていたといった感じです。

 家族旅行では大阪のこてこての巨大温泉を満喫し、大相撲大阪場所の千秋楽を見ました。稀勢の里の奇跡の優勝を生で見ました。燃えたー!

 

 さて、長期海外滞在後の帰国あるある!行ってみよー!

 

1.  ご飯がうまい。

 これに尽きます。お米もうまいし、おかずも味噌汁もおいしい。日本さいこー。

 

2. 風呂があったまる

 風呂桶であったまって、洗い場で洗う。いいですねー。

 

3. 日本語が聞こえすぎる。わかりすぎる。

 日本語らくー。テレビのニュースも分かりすぎる。地元の小さなニュースも聴き漏らしません。日本人だなぁ。せっかく上達した英語が退化すると思います。

 

4. 仕事したくない

 ・・・。やることいっぱいあるー。頭が回りません。

 

といった感じで頭の悪い文章を書いております。もう直ぐ新年度!がんばります。

帰国

ハンブルク空港です。気がつけばあっという間に帰国の日となりました。

今回のドイツ滞在は本当に楽しかったです。多くの友人を作ることができました。ヨーロッパ旅行からキールに戻り、怒涛の4日間でした。全てのお世話になった方々に感謝感謝です。

最後の4日間でも、ちょっとしたトラブルに見舞われましたが、運良く切り抜けることができました。ドイツ滞在中うまくいかないことも多々ありましたが、直ぐに誰かが助けてくれました。あー幸せだなぁ。いい人多いなぁ。と、感じる一年でした。

そもそもドイツの滞在を許してくれた良き職場仲間にも感謝です。

あと、家族もありがとう。

ロンドン

 今ロンドンにいます。初日はヒースロー付近のサニングデールという町に住む研究者仲間のところに泊めてもらいました。彼女はイタリア人。旦那はアメリカ人。旦那さんは私が今所属しているドイツの研究所で5年間研究者をやっていたことがあるそうです。世界は狭い、というか、ドイツの研究所が顔が広いのでしょうか。

 研究者仲間と現在やっている研究の話、国際掘削プロジェクト周辺の話、研究者の人間関係の話など、仕事に関わる話の他にも、ヨーロッパの多民族化の問題、アメリカ・イタリア・ドイツ・イギリスの文化の違い(私からすると似ているのだが違うらしい)、学校のシステムの違いなどいろいろ話しました。大変楽しかったです。晩御飯は乗馬クラブ付属のレストランで、旦那さんが好きなハンバーガーが食べられるところでした。私はステーキを頼み、ビールをパイントで二杯飲んで、さて払おうかと思ったらいつの間にかすっかり支払済でご馳走になってしまいました。一人で高いの頼んじゃったよー。

 おうちは3階建で、一階はキッチンダイニング、二階が寝室と居間、三階が子供部屋、客室、仕事部屋などでした。バックヤードは細長くちょっと小さめ。芝生と植木が綺麗でした。鳥がたくさん集まってくる場所でした。

 サンニングデールの駅まで歩いて数分のところで、電車で1時間ほどでロンドンのウォータールーまで直行です。便利でした。

 

 ロンドンでは日本人に会う確率がキールに比べると格段に高く、日本人密度が高い印象です(日本語そのもの or 日本語英語でわかる)。中国人、韓国人などのアジア人、黒人さんもまま見ますが、キールで見るイスラム圏の人々、トルコ系の人々よりだいぶ少ないと感じました。キールでは黒人さんが少ないかな。

 とはいえ、日本に比べれば圧倒的に混在化していると思います。イギリスがユーロから脱出したいと思った理由の一つが国際移民の増加と言われておりますが、キールに比べればまだまだ少ない気がします。それでもコンフリクトしているということなので、イギリス人が保守的なのか、ドイツ人が忍耐強いのか。

 イタリア人の研究者仲間に聞いたところですが、イタリアでも国際的な混在が進んでいるそうで、中でも中国人の評判がよくないそうです。イタリア人にとって私も中国人と思われるので、日本から来たと言ったほうがいい、と言われました。彼女は年に二回以上イタリアに帰っているので、最近の情報です。イタリア人は正直そうですね。

 イタリアではスリが多いと警戒しているのですが、不法滞在者が多い中国人が狙われやすいとのことです。銀行口座やクレジットカードが作れず、現金を持ち歩いていることが多いからだとのことでした。

 今日イタリア・ローマに移動です。

残り3週間

 どんどん海外滞在の日が減っていきます。残り3週間。今週末から2週間ヨーロッパをめぐる旅に出ます。ロンドンの研究者仲間に会い、イタリアの地質巡検、最後にインスブルックの同僚と研究打ち合わせと大学で研究発表の予定です。キールに戻って四日間滞在して、すぐ日本に向けて発ちます。

 ということで、本当に本当の最後の追い込みで自分の論文のリバイスをやっています。今日締め切りだったのですが終わりませんでした。ですが今日がんばって、大きなところは終わりました。図面をちょっと直して、明日明後日には投稿できそうです。ほんとギリギリになっちゃった。

 それからもう一本、投稿中の論文のディシジョンレターが来て、なんとか超超メジャーリビジョンで生き残りました。ほぼリジェクトと思われるレビューコメントでした。クリティカルな自己矛盾や難しい最新の論文についての検討など、対応が苦慮されるものが多数です。3ヶ月の猶予をもらって、さらに延ばしてもいいらしいです。なんて優しいレビュワーなのだろうか。おもしろいことにレビューコメントには通常リジェクトと思うとかメジャーリビジョンだとか、レビュワーの判断が示されることが多いのですが、この雑誌にはそういったレビュワーの判断をコメントに書かないようです。エディターの判断が強いのかもしれません。せっかくいただいたチャンスですのでなんとか対応したいですが、夜にふとどうすれば対応できるかモンモンとするくらいやばいです。通ればすごいのですが・・・。これも旅行中含めてちょろちょろと対応していこうと思います。

 ヨーロッパの旅からキールに帰ってきてからあまり時間がないので、引越し準備を早々にやっておりました。住んでるゲストハウスのあげられるものを、同じゲストハウスに住んでいる日本人の方にごっそりもらってもらい、だいぶスッキリしました。あとは研究室の本などの荷物と、最後のゲストハウスに残っている細々したものをダンボールに詰めて送るつもりです。最後に残るのは旅行用の服やら洗面具くらいになります。

 ハンブルクから帰国便出発は21日夕方。22日に帰国です。

文化の違いアルアル

 日本人が西洋文化に触れて驚くと思われること、多分定番のアルアルをつらつらメモっときましょう。

 

・職場やアパートでは知らない人にも必ず挨拶。

 これいいですよ。米国でも同じ印象でした。もしかしたら怪しい人ではないことをいちいち確認しなければならない治安のせいなのかもしれないですが。日本で継続しようとすると、恥ずかしい気分になります。

 

 ・乾杯するときは目を見る

 これもいいですね。わざと目力いれてやる人もいます。ビール乾杯するときに目線を合わせると、すぐ仲間意識が芽生えます。恥ずかしがり屋の日本人向けではないですね。

 

 ・店員が冷たい(感じがする)

 日本人の店員の腰の低さは異常じゃないかと思うくらい、こっちの人は普通に店員をします。お客様は神様じゃない。こう書くと当たり前で、お客様だって店員だって人間ですね。逆に、対等に店員とお客さんが世間話したりしてます。それはそれで楽しそう。

 

 ・日曜は店が閉まる(飲食店はやっている)

 アメリカではそうではありませんでしたが、ドイツでは一般的のようです。これほんとびっくりした。慣れると家でのんびりできて、悪くないです。充電した気になる。

 

 ・ドアを開けてあげる

 後続の方のためにドアを開けて待ってあげる、同じ向きでハチあった場合はドアを開けてあげて、お先にどうぞ、とやる。これかなりアルアルですね。これは日本に帰ってからも継続しやすい。

 

 ・レディーファースト

 これもほぼ当たり前な感じ?自然すぎてわからない?バスの乗り降りでやや感じます。

 

 ・列の割り込みは当たり前

 ドイツではそうみたいです。バスに乗るときに最後になってしまうことが多かったですが、最近は負けないように隙間に入り込んでます。米国ではちゃんと並んでたようなきがする。

 

・その他

 あとなんでしょうね。米国では冬でも半袖みたいな、寒さに異常に強い人がいました。こちらでも肌寒いうちから海で泳ぎ始めたりして、やっぱり白人は寒さに強いんだなーと思っていたのですが、秋頃にはみな厚着し始めて、私と感覚が近い人も思ったより多いみたいです。米国のときほど異常を感じませんでした。

 また気がつけばなにか書きましょう。