いよいよ下船

 おととい最後の試料記載が終わり、オークランドへ向けて帰路につきました。1.5日の予定をのんびり2日かけて帰ることになりました。いよいよあと数時間後に下船です。現在はオークランド目前の湾内に入ったところです。朝6時にパイロットステーションで浅瀬の水先案内人と待ち合わせしているとのことです。

 この二ヶ月間は長かったかなぁ。ドイツにほぼ一年いた時はほぼ苦痛なく楽しく過ごせました。2ヶ月なんてあっという間と思ってました。ですが、さすがに船上生活で仕事にどっぷり毎日12時間となると、疲れますね。今回で米国船長期研究航海は3回目なので、これまでよりはかなり快適に過ごせました。

 料理が前々回、前回よりもますます良くなっており、日本から持ち込んだ食べ物はほとんど使いませんでした。ふりかけ3回程度。味噌汁は全く飲みませんでした。食べ物大切ですね。今はものすごくラーメン食べたいですけども。

 やっぱり、仕事上、サイエンスの議論は白熱しました。これがまぁ、レベルが高くて通常であれば楽しい議論だと思うのですが、2ヶ月も船上で缶詰になると微妙な好き嫌いが出て来ちゃうのか、サイエンスの議論の中身よりも、人間関係のギクシャクが先に立つような場面も少なからずありました。しかし、事実に基づいたロジックが最も優先され、一旦美しいモデルが提案されると人間関係を超えて協力し始めます(一部そうでない人もいる)。面白いです。みな優秀ですわ。

 入国審査をしてホテルへのバスが出るのが11時とのこと。夕方には次の航海のメンバーとレセプションパーティーがあります。その前から飲んでると思います。

 明日の朝一で飛行機に乗って、日曜日の夕方に日本に着く予定です。東京一泊トランジットで、高知に帰るのは月曜朝です。とりあえず、日本に帰ったらラーメンかな。東京では研究室の卒業生たちと業界の情報交換をする(飲みもあるかも・・・、というか)予定です。