とても忙しい(気がする)

 次の日曜日から上海・チベットです。上海では国際会議でちょっと発表。付随する野外巡検チベットです。大変楽しみです。国際会議の準備は遅々として進んでおりません。ちょっとやばい。
 上海に飛ぶ前に地質学会の講演要旨を投稿しなければなりません。去年の出来の悪い学生の結果が大変素晴らしくなりまして、盛り上がっております。高知大学地震観測所に新たに赴任された先生に相談しましたところ、我々地質学者にはない視点でまとめてくださって、面白いことがわかりました。通常の地震と最近話題のスロー地震ではマグニチュードと継続時間の関係が対数スケールで一次関数になります(スケーリングしている)。この一次関数の傾きが通常の地震とスロー地震で異なります。去年の学生は我々が発見した炭質物濃集層の小断層の熱拡散パターンから断層の発熱量と滑り継続時間を推定しました。この結果がどうも微妙でこれまで観測されたどのすべりとも一致せず、どうしたものかと考えていたのでした。この小断層の結果を先のスケーリング則に当てはめると、スロー地震の傾向に一致することがわかりました!すごい!観測されていないスロー地震を予言するような物質を発見したことになります。これを理解するのにやや時間がかかり、作文して多くの共著者の方に共著のお願いを出しました。
 昨年度で終了した科研費の報告書をウェブから提出したところ、事務チェックでいつものように修正多数。この対応で今日の朝が飛びました。この書類を作るだけでもう大変でした。
 大学改組のからみで書類作成の仕事。事務作業は得意ではない上に不明なところが多いので、他の人の助けが必要です。とりあえずたたき台となるような書類を作成中です。
 7月に行こうと思っていた米国の構造地質学の国際会議ですが、こういった忙しさで日々が飛んでいく中、ふと気がつくと参加登録の締め切りが過ぎていました。7月3日だと思ってほっておいたら6月3日でした。というのに気がついたのが6月10日。2、3日なんてもんじゃない。参加登録のウェブサイトが生きていたので駄目モトで登録。念のため主催者に直接メールして返事待ちしておりましたところ、ようやく今日返事が来ました。
「締め切り過ぎの参加登録ですが、登録しましたよ。参加ウェルカムです。」
あーよかったー・・・。と思ったら次の文章。
「ですが、この会議は来年の5月までに延期になりました。またきっと参加登録の機会があると思います。」
ですと。がくっとなりました。行かなくてもいいかなぁ。