イギリスでオミクロン陽性・経過5日目まで

イギリス・サザンプトンで帰国PCRで陽性結果が出て帰れなくなりました。陽性が出てから5日。これまでの経緯の覚書です。

7月1日:時差ぼけで目覚めた深夜1時半ごろに6月30日朝9時過ぎのサンプルのPCR検査の結果が陽性であると確認しました。結果通知メールが迷惑メールに入っていることを、SMSの別通知で知りました。観念して色々手続きして寝ました。同じホテルを延泊予約できました。その際は鼻水と少し倦怠感のみ。鼻水はアレルギー性鼻炎のいつもと同じ程度。倦怠感も言われてみれば、程度。

陽性結果通知には、以下のような記述が。

「あなたはもはや法的に自主隔離する必要はありません。できるだけ人と会わないように。旅行はやめてください。特にイギリスの外には出ないでください。」

なんて自由な国なのか、と思いました。この記述で心が楽になりました。生活に必要最低限の外出は国民が認めている国と認識しました(間違っていた)。

朝目覚めても症状は変わらずほぼ無症状。ホテルで朝食を取りました。食欲も通常通り、味覚嗅覚障害なし。店が開く頃に外出し、体温計と風邪薬、追加の服を買って、昼ごはんを食べて帰りました。ホテルで待機中、体温は36-37.4度を行ったりきたり。頻繁に変化しているようでした。段々と倦怠感が増してきましたが、他は変わりなく。晩御飯食べに外出。他はホテル。

7月2日:基本ホテル滞在。朝食はホテル。昼ごはんと晩ごはんは外出。喉の痛みがひどくなってくる。鼻水は出たり出なかったり。体温も36-37.4度を行ったりきたり。現地のイギリス人研究者が心配してメールをくれるのですが、イギリスは自由の国だろ?と思ってのらりくらり対応していました。

7月3日:基本ホテル滞在。朝食はホテル。昼ごはんは外出。現地のイギリス人研究者からメールが頻繁にきます。最後に、やっぱり外出はおかしい、最低最初の5日間はホテルに籠っているべきである、自分の周りの陽性者はみんなやっている、との強い提案を受けました。よく考えてみたら、現地の人にとってみたらやっぱり自主隔離してもらいたいのは当たり前なのでした。みんながみんな政府の決定を素直に受け入れているわけではないことに気がつきました。心を入れ替えて、ホテルに実はコロナ陽性だというと、

「イギリスではもうホテルのコロナ陽性報告義務は無くなった。あなたの自主隔離義務もない。あなたの責任で自由にして良い。ホテルにももちろん滞在してもらって良い。」

と言われました。経済からむとこうなるか。いや間違いなく、今のイギリスでは正しい言葉です。

「いやでも、現地の仲間が心配していることに共感するので、食べ物のデリバリーサービスとか朝食の部屋食とかできるか?」

と聞くと、

Uber eatsを使ったら良い、部屋まで届ける。朝食も部屋まで届けるよ。」

とのことでした。ということで3日の夕食から部屋食に変更しました。

体調は喉の痛みがピーク。ものが食べられないほどではないけどまぁまぁ痛い。体温はそれほど高くない。昨日も痛かったが、今日の方が痛い。なぜか食べると痛みが和らぐ。

7月4日:朝食は部屋で。ホテルに篭りっきり。喉の痛みはピークを過ぎたようで、緩和されたのを感じます。だがまだ違和感強い。咳するのが怖い程度には痛い。物は余裕で食べられる。昼も夜もUber。現地のイギリス人研究者に抗体検査キットを勧められました。帰国用PCRを受ける前に軽く検査しておいたら気が楽かな。

7月5日:驚くほど喉の痛みが無くなった。ほぼ通常通り。歩くだけでもエネルギーみなぎる感じが表に溢れ出るイメージ。連泊予約が取れず、本日でホテルを引っ越さねばならず、ギリギリまでホテルにいて、チェックアウト。結局自主隔離は3.5日目から4.5日目までの1日だけでした。

 2、3日目の喉の痛みは、言われている通り、気道の上の方?で、肺までやられてぜいぜいする感じはありません。単に喉が痛いだけ。この痛みはまぁまぁ大変でした。でもご飯食べれるし、余裕で耐えられる程度。4日目の痛みの軽減は確実に感じましたが、まだ十分痛い。5日目の痛みの軽減は劇的で、ほぼ完治ではないかと思うほどでした。

 まだ抗体検査もPCRも陽性と思います。下手すると体調が回復してもPCR陽性が平均20日、長い人で一ヶ月以上続く場合があるらしいです。そうすると帰国便に乗れる日も遅れます。どうなることやらです。