久々の研究航海

今月、12日から19日まで1週間、研究航海に参加してきました。

鹿児島乗船、横須賀下船でした。

県外への移動自体がすごい久しぶり。飛行機に乗るのもすごい久しぶりでした。

 乗船2日前にPCR検査で陰性を確認。鹿児島への移動は飛行機で福岡、博多から新幹線で鹿児島という予定でしたが、豪雨で熊本で止められて、そこからレンタカーで鹿児島入り。鹿児島に夕方6時半ごろついてホテルで一息ついてから晩ご飯に行くと、8時までの時短営業ということで寂しい繁華街でした。なんとなくコンビニで晩ご飯を買うことにし、ホテルの部屋で寂しく食べました。

 翌日13日、乗船。荷物の積み込み。午後に出港するも荒天のため鹿児島湾で待機。翌14日は1日待機で甲板作業。15日朝、夜の海況改善を見込んで、調査海域へ移動を開始しました。すなわち、移動開始時はまだ天候が悪い状態でした。この移動は揺れに揺れまして、とりあえずベッドで横になり、ご飯の時だけむっくり起きるような状態でした。ご飯は普通に食べられました。

 夜に調査開始。熱流量測定は夜間可能とのことで、熱流量担当の先生は徹夜、補助の研究者が交代で対応しました。私は朝3時起き。日のあるうちはピストンコアで堆積物採取、でまた夜から熱流量測定、で16日が終わり、17日の朝に最後のピストンコア。17日10時前に帰路へ走り出しました。帰港地は横須賀で、48時間かかりました。

 無事横須賀に到着し、荷物の積み下ろしを午前中だけ手伝った後、羽田ー高知の飛行機で戻りました。この飛行機も悪天候のため条件付きで離陸し、場合によっては羽田に戻るということでした。が、無事高知龍馬空港に着陸してくれました。

 下船後二日ほど陸ゆれに悩まされましたが、これもまた一興でした。久々の出張楽しかったです。

 

と、淡々と書いてしまいましたが、いろいろとイチイチ感動?すること多々でした。行きのJALでは荷札に手書きの手紙があったり、鹿児島の繁華街の自粛要請にほぼ全ての飲食店が協力していたり、帰りの羽田空港がガラガラだったり、そこかしこにコロナの影響を感じる旅でした。高知にいるだけではわからないことです。現場の体験は重要ですね。