学生入構禁止・論文投稿

 先週木曜日、大学から唐突な通知がきました。午後から学生の入構禁止、4日間!とのことです。学生の新型コロナ感染が発覚し、行動履歴の調査で4日間の緊急措置と思われます。春からできる範囲で対面授業を実施してきましたが、高知は遅い第四波に見舞われて、大学はちょうどオンラインへの切り替えを決定し、その移行期間の最中でした。一応予定では学生入構禁止措置は本日いっぱいです。

 オフィスに閉じこもりの教員は別に大学に来ても良いようで、学生がすっかりいないキャンパスで静かに仕事しております。

 レビューを長期に渡り放置された挙句、結局リジェクト二回くらった論文を修正し、本日ようやく投稿にいたりました。今度こそなんとかなるのではないかと祈っています。

 まんず、リジェクト食らう前、初稿を書き始めたのは丁度一年前ではなかったかな?最初の緊急事態宣言で、人間の移動そのものが問題であるということで本当に巣篭もりしてましたねぇ。ドイツから帰国してからドイツでやった研究を論文にして以降、実は長いこと論文を書いておりませんでした。その上、今回の論文は私の従来の研究とはだいぶ異なる部分を多く含んでおり、私にとってはかなりチャレンジングな内容でした。ですので、もう書くのがおっくうでおっくうで、書いていて、なんだこのクソ文章は!と絶望しておりました。そのうち、クソ文章でも前に進まねば、という心境になり、なんとか初稿ができます。ですが、クソです。

 とはいえ、お金をかけて英文校正にかけ、恥も外聞もなく共著者に送付してしまいます。で、共著者の助けを借りて、だいぶマシになったものを投稿したのでした。

 投稿後は、あまり思い出したくもなく・・・。レビューが返ってこないことをいいことに、とにかく今は一本投稿中の身であることを免罪符に、次なる論文へ取り掛かることもありませんでした。

 で、3月上旬に、2回目のリジェクト通知が1ヶ月前に届いていたことを発見します。とりあえず2週間ほどでレビューコメントに対応したやるべきことリストを作り、データの見直しを行い、さらに良い結果を得て図面を作りました。あとは修正の作文をするだけなのですが、他の英文作文作業があり(論文ではなくてプロポーザルみたいなやつ)、学生の対応に逃げて、全く集中できず。この他の英文作業がようやく終わって、ようやく重い腰を上げ、なんとか作文。このとき、リジェクトくらった本文の不備を多々発見し、これはリジェクト食らうわな・・・、と反省しきりです。という間に、ようやく自分が納得する作文が終わりました。3月下旬の図面を作ってから7週間が経っていました。

 その後共著者とやりとりして、英語を直してもらい、いろいろコメントもらってよりわかりやすく書き足すなどして、さらによくなりました。この最終バージョンを本日ついに投稿することができました。

 いや、苦しい。苦しかったよ。この流れで、次の論文にかかれればよいなー。