高等学校等就学支援金の受給資格認定について

 うちの娘がこの春から高校一年生になりました。

国の高等学校学費無償化の制度に則りまして、学費支援金の受給の申し込みをしました。ところ、「高等学校等就学支援金の受給資格認定について」という通知がきました。

 

で、

 

私の読解力で以っても理解できない文章が・・・。

曰く

「あたなに支給される高等学校等就学支援金は、上記の学校設置者である都道府県があなたが納めるべき授業料に係る債権の弁済に当てることになります。」

5回くらい音読しました。

主語らしき「は」一つ、「が」二つ。述語は「納める」、「係る」、「当てる」かな。うーん、わからん。ということで、通知の下にあった教育委員会の連絡先に電話して聞いてみました。ところ、翻訳していただけました。

 

「この支援金は、都道府県が持つ債権(お金を受け取る権利)の支払いに当てることになります。」が、主要な構文で、「その債権はあなたが納めるべき授業料に関係するものです。」という説明が間に入っているということだそうです。都道府県が「持つ」債権というふうにつなげることができませんでした。ちなみに私は債務(お金を払うべき義務)を負っているということだそうです。なんかね、なるほど、です。って、わかるわけないわ。わからなくて正解だわ。

 

二枚目は、支給決定通知書です。6月までの3ヶ月分。これは、市民税の納付額で受給資格の認定をしているためで、市民税の区切り時期が6月だからだそうです。7月以降は翌年の6月まで、改めて認定手続きがあるそうです。

 

三枚目は、無償化とはいえ授業料は消えて無くなった分けじゃない!という通知です。受給認定された人にもされてない人にもこの三枚目は配っている、と書いてあります。

 

四枚目は、高等学校授業料納入通知書で、どどーんと目立つところに大きく一年分の授業料が書いてあり、その下の文章の最後に、「関係する金融機関に納付してください」とある。

 

うーん、二枚目は受給額決定、四枚目に納付しろ、ということは、お金がもらえて、その金を自分で納付しろということかな?と思ったらそうではないらしいです。三枚目で無償化とはいってるけど無料になったわけじゃないということを強調するための四枚目だそうです。国から直接都道府県にお金が支払われるそうです。

 

ということが分かりました。親切な高校は、この辺の背景を説明する文章を添付しているところもあるのかもしれませんが、うちの娘の高校は不親切にもこの股裂のような書類群をしゃあしゃあと配っています。教育委員会の人がわかりにくくてすみません、と率先して共感してくださったので、気持ちよく電話を終わることができました。

 

最初の分かりにくい文章をググっても出てこなかったので、世の中には混乱している人もいるのではないかと思い、記しておきます。私はこういう行政文書に疎いので、完全に正しく説明できていないとは思いますが、私なりに納得したことを書きました。ご参考まで。