被災メモは続かない、と思ってたら意外と書いちゃった

 前回のポスト、札幌で停電被災のメモを「つづく」で閉じましたが、放置しまくってもはや時宜を逃しましたので、つづかないです。いや、ちょー軽いメモだけにします。

 兄の家に逃げ込んで、一泊したら翌朝電気回復、で一安心。その日、周辺の状況を見ておこうと2時間ほど午前中に北区と東区を歩いた様子を書こうと思っていたのです。電力の回復は2ブロックくらいごとのまだら模様、ガソリンスタンドに長蛇の列、相変わらずコンビニは混雑、電池は売り切れ、野菜市場やってて食料調達、北区役所に充電の長蛇の列、ラーメン屋やってて昼食べた、公園は前夜の台風の影響で木がぶっ倒れてた、学生時代から続いているパン屋もやっていたけど昼前に完全売り切れ、隣の小学校、中学校の体育館の避難所は平穏だった。自分は体育館で寝ずに済んだが、避難所行った知り合いの話では布団が支給されず硬い床で寝たとか言ってた。

 信号がついていない、自動販売機が使えない、の異常感。テレビが見れない、ネット切断からの情報カット。将来への不安からの買い占め。など、人間心理のざわざわが街に充満しているというか、異様な空気でした。散歩は良いです。

 我が家の教訓:

 水の確保。(ペットボトル24リットルほどを使いまわしながら常に確保)

 現金(500円玉貯金で数十万家にある)

 ラジオ、ワンセグ

 電池、モバイルバッテリー(ライト付きのモバイルバッテリーもある)

 ガソリン(常に半分以上キープ、充電にも使えるようにしておく)

 食料(意外と買えた、足で稼ぐ感じ?)

 ガス缶(卓上コンロとキャンプ用のミニガス缶など複数)

 ライト(スマホでいけると思うけど)

 

 と言った感じで、我が家は5日ほどは電気なしで生きながらえることができる準備をしています。

 

 まずは地震の揺れで生き延びることが大切です。部屋の防災もやっとります。

 家具・テレビの固定。

 寝室には崩れるものを置かない。割れたガラスを踏んで歩けるように、寝室の壁に靴をかけておく。

 ドアが開かなくなったときのためのバール

 二階のベランダから降りられるようにするロープとカラビナ

 ロープワークの本

 予備のメガネ

 

 これらはハード対策ですね。

 ソフト対策としては、避難所の家族での確認、複数の避難経路の確認、あぶないブロック塀の確認といった防災マップ。

 

 我が家は築50年近くの大学宿舎で、数年前に耐震工事がなされました。外壁に鉄枠ががっつりはめられた上に、面白いことに窓の角の下に細長い窪みが切り込まれました。この窪みに破壊を集中させて、建物全体の崩壊を免れる戦法のようです。すなわち、1回目の地震には耐えられますが、回復の見込みなしです。地震がきたら住めなくなります。建物のダメージが大きい場合は、速やかに防災グッズを運び出し、避難所に移動するのが賢明です。余震に恐れながら少しずつ残りの物資を取り出すか、あるいは最初の一回の運び出しで諦める必要もあるでしょう。避難所は隣の高等学校まで徒歩3分。娘の中学校まで徒歩7−8分。

 

 高知は地震、台風、大雨、突風などの災害が多い地域です。北海道の被災は明日は我が身と肝に命じてます。停電のみで一晩で回復したので不幸中の幸いでした。良い経験になりました。