年度末

 船上です。年度末ですが、そのような風情はややあわただしくなった日本からのメールでのみ感じられます。桜も見ず、卒業式もなく、船上で新年度を迎えます。帰ってからが大変になりそうな・・・。

 研究航海はまだあと6週間弱あり、序盤が終わって落ち着きつつあります。最初の掘削は終えて、今日でそれぞれの分野のレポート発表会が終わります。現在は長期観測機器の設置を行なっているのですが、いろいろトラブルがあり、予定よりやや遅れています。こん長期観測機器の設置の間にゆとりができて、サイトレポートにゆっくり取り組めるというメリットがあったのですが、あまりにゆとりがありすぎて、むしろ暇といえますね。

 いろんな分野というのは、岩相、変形、古地磁気、微化石、物性、化学、コアログサイスミックインテグレーションといった分野からなります。それぞれ一級の研究者で、お互いにサポートするデータが出たり、お互いに矛盾するデータが出たり。それらのデータの解釈や発展する議論をその場ですぐに行える、素晴らしい環境です。

 シフトキープで夜0時から昼12時まで、部屋に戻れず、何かしらやらないといけないので、こんなことやってます。

 日本の仕事もちょろちょろやってます。