いい天気

 早くも月末です。恐ろしい。のんびりやっております。

 8月前半は実験が再開したのですが、またまた実験器の不具合で二日で中止になりました。残念。再び論文を継続し、なんとか一本投稿にこぎつけました。

 んで、即、次の論文に取り掛かっております。これまた結果が出てからずいぶん時間の経ってしまっているネタで、頭を戻すのに四苦八苦しておりますが、そろそろそのステージから脱しようとしているところです。

 頭が一旦そのネタに集中していたところですが、また来週日曜日から1週間ほど、地質巡検に参加します。五月に行ったデンマークの地質巡検のセカンドタームのようなものらしいです。キール大学の授業巡検なのですが、二回に分けて2週間分というノルマがあるそうです。年によっては2週間連続でやることもあるそうです。場所も年によって変わるらしい。担当者が年によって変わるのでそれに応じているとのこと。今年は受け入れ教員のミヒャエルの担当年だったので、一緒に参加できるということで、ラッキーでした。今度行く巡検はドイツの北半分を一周するような巡検だそうです。北のほうはほぼ氷河で削られた大地の上に新しい堆積物が覆っている退屈な地質とのことです。中部から南部にかけて、古い岩石にヨーロッパ大陸の形成史が見られる。昔の海が閉じたところで岩塩ができて、それが浮力で地表に上がってきている。その岩塩の鉱山の見学などもあるそうです。楽しみです。

 翌日曜に帰ってくる予定です。そのあとすぐ日本に一時帰国。何度も言っているような気がしますが、日本地質学会、新学術領域研究に採択されたスロー地震のシンポジウムが東京であって、それに参加したあと、高知で四万十帯調査をする予定です。大学には行ってはいけないらしいです。

 ドイツに戻るのは9月20日の予定。すでに10月になりそうな時期です。もはやドイツ滞在は残り半年のような気分です。12月中旬から下旬には毎年恒例のAGUで米国へ行く予定です。あとは、ヨーロッパの研究者仲間のところにそろそろ訪問のアポを取り始めようかと思っています。