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ドイツも夏休み

 昨日まで寒くて雨ばかりのドイツ・キールでした。最高気温が20度くらい。夏らしく薄着で頑張っていましたが、周囲の人たちを見ていても明らかに秋のような服装でした。アメリカにいた時は肌寒くても半袖の人が多くて白人は寒さに強い印象でしたが、こっちの人はちゃんと厚着していました。

 が一転、昨日から天気が良くなって急に暑くなりました。と言っても最高気温が28度くらい。乾燥しているので日本に比べれば過ごしやすいのかもしれませんが、変化が急すぎてつらいです。

 とりあえず、会う人会う人に

「天気良くなったねー!」

というと、

「やっと夏が来たよ。」

と返ってきます。でも、また天気悪くなるかもねー、キールはあなどれないよ、と悲観的な意見が一般的です。とはいえ、みなさん気分が上がっている感じ。

 気分が上がってきたのは天気のせいばかりではなく、ドイツにも夏休みがやってきたからです。ドイツの小中高等学校の夏休みは日本と同じで7月の下旬だそうです。昨日とか、一昨日とか、らしい。娘も昨日から夏休みなので、ほんと同じです。

 道端でバッタリ会った同じ部門に所属のデュークとちょっと長話になりまして、夏休みについて聞いてみました。

「なんか夏休みの予定はありますか?」

「妻の母親がポルトガルポーランドだったかも)に住んでいて、そこに車で!遊びに行くよ。母親はもう80歳だから、こっちこれないんで、こっちから行かねばならないんだよ。」

デュークは地震学者で、キレッキレの頭脳の持ち主。冷静沈着な雰囲気を醸し出し、小声で早口で喋りますが、意外や自分で笑い落とす芸風の持ち主です。話してて楽しいです。

「どれくらいかかるんですか?」

「1日8時間走って3日かかるね。うちは休憩を入れて4日かけていくつもり。」

「うわー!それは大変ですね。」

「でもテント持って行って、行けるところまで行ったらキャンプするから、割と楽なんだよ。安いしね。これがホテルとか決めちゃったら何が何でも行かなきゃならなくなるだろう。それがないからいい!」

デュークがキャンプ!これもなんか雰囲気からして意外。

「どれくらい滞在するんですか?」

「うーん、6週間。」

「えー!日本じゃありえないですね。がんばって10日です。」

「10日なんて、到着して一息ついたころには終わっちゃうじゃないか。本当の休みはその後からだよ!うちは研究所だから長く休めるけど、ドイツでも企業とかだと4週間くらいかな?」

 これが噂のドイツの長期休暇か。おそるべしドイツ。うらやましいぞ!

 

 私の夏休みはほぼないです。家族が8月半ばにきますが、10日間ほど。北ドイツをちょっとうろちょろするかもしれないですが。8月下旬からドイツの上半分を一周するような地質巡検に参加します。9月上旬から下旬にかけて、一旦日本に帰ります。日本地質学会、地震研シンポ、野外調査の予定です。

 現在取り掛かっている論文はようやく見通しが立ったところですが、あとは書くだけなのでペースが加速しそうです。学生がやったデータを完全に理解するべく、また自分でデータ処理をやり直してました。すっかり忘れちゃってて、ストンと合点が行くまでに結構時間がかかってしまいました。今月いっぱいでなんとかしたい。ですが、また次の論文が待っています。実験もそろそろ復活しそうです。