実験疲れ・キールウィーク・歯医者

 放置時間が長いだろうとたかをくくっていた実験ですが、これが結構厄介もので、待機時間は長いのですが、放置することがなかなか難しい実験でした。ここ数週間、多少のトラブルはあったものの、概ね順調に進み、最初の試料の実験を終えることができました。一つの試料に3週間くらいかかりました。長かった。慣れない実験で最初の試料だったので必要以上に付きっ切りでした。数時間、ちょっとずつ変化するモニターをじーっと見るだけだったり。気疲れしましたね。

 早速昨日、次の試料をセットしてまた実験を開始したところですが、不注意によるトラブルで失敗しました。でも、当初の目的外で、土質特性の勉強のためにもうちょっと続けることにしました。2度目はなんとなく気が楽です。

 一方で、今月末締め切りの論文をなんとか書き終えて、英文構成に出すところです。ちょっとしたトラブルで空いた時間を使ってなんとか論文一本書き上げることができました。我ながら、エライわ。ほんと疲れた。帰りに駅のソーセージカフェでおっさん一人ビールをやったりして、労働者の悲哀を感じました。

 キールは先週末からキーラーウィークという街をあげたお祭りで、市内のあちこちに出店が出ており、すごい賑わいです。9日ほど続くそうです。キールは25万人程度の街ですが、9日間の延べ人数で300万人の客数を見込んでいるとのこと。キールのホテルはこの祭り期間は常に満室だそうです。

 いたるところにステージがあってライブをやっています。メインは飲み食いですね。ビールがうまいです。シティーホールの近くでは国際テントが出ており、各国を代表するお酒と食事が楽しめます。他にも移動遊園地やヨットレースなど、様々なイベントがあります。私のゲストハウスの目の前もまさにその会場となっており、夜中までうるさいです。ですが、私はうるさくても寝れるので問題ないです。

 あと、一緒に実験を手伝ってくれているロバートの奥さんの歯医者に行ってきました。ロバートからは、奥さんが英語による治療にナーバスになっていたと聞いたのですが、すごい上手な英語でした。奥さんのお父さんが奥さんのために開業した歯医者らしく、ほとんどお父さんはリタイヤしてほぼ奥さんが引き継いでいるそうです。まったく日本と変わらない感じです。やはり米国と同じで治療椅子のうがいはなかったですが。米国では、もう少し違和感があって、なんというか、日本より機械的というか、しっかりしているというか、なんでしょうね。ドイツの方が違和感が少ないというか全くなかったです。英語がネイティブじゃないのでわかりやすいからだけかもしれないです。

 今度みんなでバーベキューでもしようね!と奥さん共々お誘いくださいました。彼らはラブーという北東のはずれに住んでいます。きれいなビーチとU-ボート博物館があることで有名な町です。なんでもアパートに結構な広さのプライベートの庭が付いているらしく、そこでバーベキューができるそうです。今日の昼御飯の時はミヒャエルからもバーベキューしようと言われたし、先日の日本人会でもバーベキューしようと言われました。バーベキューはかなり一般的みたいです。いや楽しみです。