玉砕、ドイツの運転免許に変更できず

 昨日、日本の運転免許をドイツの運転免許に変更しに、交通局へ行きました。調べてみるとなんと朝の7時半からやっているという。朝一に行けば、時間の損失を最小限にできるということで、7時に家を出ました。自転車で20分程度。先日行ったADACのちょっと先です。

 交通局については、日本人の方にいろいろ聞いていたところでした。変更のために行くのは2階で、1階のinformationで並ぶ必要はない。1階には写真撮影してくれるところもある。と、言われたものの、informationを見てみると列がない。念のため聞いてみようと思って、informationのおじさんに声をかけました。

「日本の運転免許をドイツの運転免許に変えたいです(当然ながら英語)」

「ジャーマニー!」

は?と、考える間もなく、気がつけば隣に並んでいるちょっと若めのおばさん。

「私が訳してあげるわよ。」

「日本の運転免許をドイツの運転免許に変えたいです。(ちょっと若めのおばさんに)」

で、翻訳してもらったら、おじさんも、あぁー!みたいな感じになって、こっち来いと。

若めのおばさんにダンケシェーンと言って、おじさんに着いていくと、ガラス張りの扉があってそこには張り紙が・・・。

「今日は午後からだよ、あっはっはは。」

「・・・。」

「2階だよ。」

「2階ですね。ダンケシェーン。」

このやり取りは英語。ぼちぼちできるみたい。

うーん、これが噂のドイツ語しか受け付けない人か。しかし、英語の助けが必ずあるなぁ。日本ではこうはいかないでしょうね。

1階は車の登録かなんかなのか、ナンバープレートを持っている人が多くいました。2階が別時間とは、ネットにも書いてなかったので分かりませんでした。

じゃ、写真だけでもと思って、写真屋へ行くと8時からとなっている。20分待ちです。写真屋の向かいの鍵屋さんのおじさんが

「まだ写真屋は空いてないよ。俺は鍵持ってねーしなー!。」

ってな感じで話しかけてきます。明るい感じで印象は大変良い。

「はい、並んで待ってます、あっはっはー。」

別に並ぶ必要はないです。

時間が来て、写真屋さん登場。写真を撮ってもらいます。運転免許用はドイツでは斜めから撮るとネットに書いてあった気がするのですが、正面から撮られました。

待っている間に表の広告をgoogle翻訳アプリで調べると、ちょっとした修正とか書いてありました。撮ってもらった写真をパソコンに取り込んで、処理するのを見ていると、おでこのシワを取ってくれていました。うん、ちょっとした修正です。

専用のアプリで鼻の位置、目の位置などを調整し、4枚綴りで印刷。専用のカッターで個別に切ってくれました。17ユーロくらいだったような・・・。

ひとまずこれで朝は撤収です。

 午後、早めに仕事を切り上げて、4時過ぎにまた交通局へ行きました。今度は直接2階へ。すると、自動発券機があって、用件のボタンを押すと順番待ちの番号カードが出る仕組みです。ドイツ語でよくわからないのですが、交通局と思われるボタンをポチっと。壁には液晶モニターがあって、順番が来るのがわかります。15分ほどで、自分の番が回ってきました。

 指定された部屋に入ると、奥の机に呼ばれました。

「日本の運転免許をドイツの運転免許に変えたいです。」

「はい、わかりました。パスポートありますか?」

「はい。」

「滞在許可証はありますか?」

「いえ、ありません。ですが、職場の招待状があります。一年いる予定です。」

「うーん、確かに一年いるようですが・・・、やっぱり長期滞在許可が必要です。」

「長期滞在許可証を取得するには時間がかかります。日本のドイツ領事館のページでは長期滞在許可が必要とは書いてなかったですけど。」

「うん、でもやっぱりダメですね。」

「はい、そうですか。わかりました。ところで、申請したらどれくらいかかりますか?」

「2−3週間かかります。」

「その間運転できなくなりますか?」

「出来上がったら、また来てもらって運転免許を交換するので、その間は日本の運転免許と翻訳で運転できますよ。(この理解にやや時間かかかる)」

「わかりました、ダンケシェーン。」

「ユーアーウェルカム!」

ということで、玉砕いたしました。長期滞在ビザ早く欲しい。外国人局からはなんの音沙汰もない。メールで催促のメールを書類のpdfファイルとともに送ってはみたのですが。