トラブル!

 今、ロスの国際ターミナルにいます。ランドサイドのreLAXとかいうラウンジ。楽天カードの特典で付いてくるPriority cardを使うと、ただで入れてただでビールが飲めます。
 昨日無事に巡検が終わり、コスタリカサンホセ空港近くのホテルに着いたのが夜9時くらい。それから隣のカジノでお酒を飲んで、12時過ぎに寝ました。起きたのは3時半。6時半のフライトで、国際線は3時間前だとか言われ、そんな馬鹿なことはないだろうと思いつつ、念のため3時間前に起床。さっさと荷物を詰めて空港に移動。コスタリカでは、チェックインの前に空港税を払い、必要書類に記入する必要があります。で、チェックインを済ませたらまだ4時でした。早すぎた!と思って、二階でのんびりカフェラテを飲んで、おもむろに下を見るととんでもない人混みになっていました。土曜日の米国行きが集中しているようで、これはやっぱり早めにきて正解でした。出国手続きで結構時間がかかり、それほど待たずに搭乗。帰りはひとまずヒューストン経由のロス行きです。何はともあれヒューストンに着きました。
 よく見てみるとヒューストンでのトランジットが1時間半しかない。入国審査にはすごい人。これはどう考えても間に合わない。とりあえず、ラインを整理している係員にもう時間がないから早くしてもらえないか?と言ってみると、私たちには権限がないから待っていろ、という。列から離れる訳にもいかないので、とりあえず待ってみても、奇跡を待つしかない状態。誰が権限を持っている人なのかも分からないし、どうやってこちらを見つけてくれるのかも分からない。これは駄目だと思って、もう一度聞いてみると、ここであんたを助けられる人はいない、ここのルールは米国大統領が決めている、文句があるなら入国管理局に言え、とかまぁ、人ごとであります。これはらちがあかないと思って、とりあえず列から離れて先頭の方に居る係員に聞いてみると、とにかく入国するしかない、ほかにも時間が間に合わない人も一杯居る、文句が言えるのは入った後だ、と言われたところで、ははーん、そういう決まりなのかと理解しました。やむを得ず、また列の最後尾に並びます。どうせ元居た場所でも間に合いません。すると後ろのメキシコ人らしき人も同じようなフライト時間です。
 「僕たち間に合わないねー」
とか話しかけると、前の英語の達者な白人が、俺もこれまでに三回やられたよ、だいたい間に合わないチケットを予約させることが問題なんだよ、とか言ってました。
 しばらくすると権力ありそうなおばちゃんが現れて、困っている人を引き連れようとしています。すいませんー、こっちも時間ないんですよー、って言いにいったら、
「あんたのはロス行きで、何便もあるから、だめ」
と言われました。あそこで救っているのは国際線の人たちだそうです。
 確かにもともとロスでのトランジットが10時間ちかくあったため、とりあえず予約便に乗り遅れてもなんとかなるなぁと思ってました。さっきの列に戻って(どうせ最後尾)、前の白人に聞くと、予約を許した航空会社の責任だから、チケットカウンターで言えば代替便を出してくれるよ、と教えてくれました。
 ようやく入国を果たしたのはもとの予約便が飛んでから45分後。列に並んでから1時間半ちかくかかりました。遅すぎる!
 とりあえず税関申告のため預け荷物を受け取って、乗り継ぎカウンターでさっそく代替便をお願いすると、ちょうどいい便がありました。
 無事発券してもらって、それからまた荷物検査を通過すると、ちょうどさっきの白人のおじさんがいました。
 「おぉー、無事取れたか?」
 「おじさんの言ってたことが分かったよー。ついに通過できたね」
 「ぐっどらっく!」
みたいな感じで熱い握手を交わしました。
 なかなかよい経験ができました。
 ただ、ロスで荷物が出てこず、係員に聞いてみるとこれはもう羽田まで行くよ、と言われました。コスタリカではロスでもピックアップする必要があると言っていたんだけどなぁ。ヒューストンのトラブルがあるので、そこで良い方向か悪い方向かに変化している可能性大です。とりあえず、まだロスで発券していないので、そのときに聞いてみます。