台湾2

 台湾です。昨日に引き続き台中にいます。明日帰国です。
 今日まで3泊4日で台中でした。3日間、毎日レンタカーを借りて、1999年の地震断層周辺をうろちょろしていました。
 今日は台中の最後の夜ですが、なんと一緒に来ていた学生が、微熱でダウンし、一人で夜の街に繰り出すことになりました。行ったのは台中初日に行った中華路の屋台。おじさんが日本語をしゃべってくれるので楽です。一人で行ったらいろいろ話しかけてくれて助かりました。
 どうやら、台北で電気屋をやっていたんだけども、うまく行かなくなって、もういい年だし(65歳)、友達の世話になって、台中の屋台でアルバイトしてるそうです。子供は二人いて、どちらも30代前半、台北にいるそうです。今週末に下の息子が結婚するそうです。おめでたい!
 世話になっている友達の屋台は、友達のお父さんと、その奥さんと、一人息子の3人で切り盛りしていて、日本語のしゃべれるおじさんは本当に接客のアルバイト。友達家族はみんな忙しそうに仕事しています。
 65歳で日本語をしゃべれるのは、当然ながら日本統治時代のなごりではないです。NHKなどで独学で学んだそうです。まったく畏るべし向上心なのです。
 僕も北京語を勉強しなければならないという気持ちにさせられます。
 ホテルのおばちゃんも日本語がしゃべれます。これまた申し訳ない。
 米国にいたときに、英語が下手ですまんというと、俺の日本語よりはうまい、と言われたけれど、そのときは「当たり前だろ、馬鹿にするなー!」と思っていたけれど、彼らなりの申し訳ない気持ちだったんじゃないかと、台湾で気がつきました。一生懸命自国語をしゃべってくれる人を悪く思うことはないですね。
 中国語でも、なにかコミュニケーションをとろうとするタクシーのおじさんもまた好感度がたかいです。ショウロンポーハオツー、とか、ほんと片言の日本語や英語を交えて何かを伝えてこようとする姿勢が強いです。それから、たいてい聞かれるのが、
「日本から来たのか?」
という質問です。当然誇らしく、日本人だよ、と答えるのですが、そのとき必ず笑顔で答えてくれます。あー日本で生まれただけなのに、こんなに好感を持ってくれる外国の人々はありがたいです。去年の地震直後の台湾家族旅行でも感じたことですが、台湾のみなさん本当にありがとう!!!