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卒論修論発表終了

 月曜と火曜とで,卒論発表会,修論発表会が行われました。みんななかなかよい発表でした。はっきり言ってレベル高いと思います。うちは災害科学コースというコースでして,地震津波,台風,豪雨といった災害をテーマにしています。理学部にあるのがミソでして,防災という視点よりも災害メカニズムを理解するという視点のほうに力点があります。
 そういう意味では,直接的に防災に役立つものではない,と思われます。理学部で自然を理解するという活動はそれほど社会性のあるものとは考えない風潮があります。理学,といえば,他にも物理,化学,生物,地学,数学,情報と,まぁ,それぞれ温度差はありましょうが,一般には社会性はないと思われますね。よく言われるのが百年先に応用できれば御の字の研究をやっていると。基礎研究ってやつですね。
 ところが,です。もうほぼ一年が経とうとしていますが,東日本大震災後,どうもこれまで社会性がないと思っていたものが,社会から要求されるようになってきているように感じます。例えば書店に行けば,地震のメカニズムの本が立て続けに出版されています。私も地質巡検地震断層の露頭を一般の方に紹介する依頼をうけたりいたしました。うん,地震を理解したいという欲求が一般の方々に高まっていますね。しかし,地震のメカニズムの理解そのものは直接的には防災の役には立ちません。逃げるが勝ちなのです。しかし,地震のメカニズムを知りたいと思うことはなんとなく自然なことのような気がします。直感的に当たり前に感じますけども,そもそも論に立ち戻って,なぜ,地震のメカニズムを知りたいと思うのでしょうか?
 ちょっと尻切れとんぼですが,今日はここまで。