バイクのチェーンが外れてこけそうになる

 今朝、晴れ。でも昨日の雨で路面はウェットな状態です。いつものように軽快にバイクで走っていると、前方にいつもの詰まり渋滞がありました。こういうときは路面電車の線路上を走っちゃうのです。すすすーいっと詰まっているところを通り越して本線に戻ろうとしたそのとき!


ズルッ!ガガガガガガガ!カリカカリカリカリー・・・。


と、ま、濡れた線路で滑ってこけそうになったと思いました。エンジンが止まってしまっていたので路肩に寄せました。詰まり渋滞を越えてすぐだったので本線がすいていたのは幸いでした。転ばなくてよかったよー。


 で、路肩に停めてみて見ると・・・、なんとチェーンが外れています。嫁も前から指摘していた通り、だいぶゆるゆるに延びきってしまっていて修理に出さねばならないと結構前から思っていたのでした。自賠責が切れるのでその契約のついでにと思い、延ばし延ばしになっていました。いやこれ、まじ危ない。

 都合のよいことにちょっと押せばバイク屋があるところで外れてくれました。朝8時過ぎですが、どうも遠目に見ても開いているようです。田舎の小さなバイク屋すごい。


 「すいませーん、バイクのチェーンが外れちゃったんですけど、直してもらえませんか?」
 「え、チェーンが外れたの?これ手ではまるくらい延びきっちゃってるよ。これで直しても多分スプロケがすぐだめになるから、すぐチェーン交換した方がいいよ。」
 とのことでした。どうも一旦外れたチェーンはその外れたときの衝撃で特定の場所だけ延びてしまっていて、その長さの違いがスプロケに大ダメージを与えるとのことでした。一応応急処置としてチェーンをはめて後輪を少し引っ張ってもらいました。
 「ちょっと緩めにしておくからね。」
と言って微調整。
 「ちょっとこうやって倒して持っておいてくれる?後輪上げといて。」
 バイクを傾けて固定、後輪が浮いている状態で後輪を回しながらレーシングオイルを惜しみなく振りかけてくれました。
 「緩めに張ってあるし、レーシングオイルをかけたから意外と保つかもしれないけどね。馴染むまで最初は急発進急加速はやっちゃだめだよ。あ、それから後輪のブレーキパッドももう交換しないとだめだよ。このままだとディスクがいかれてディスクから交換しなきゃいけなくなるよ。」
 とのことでした。朝からいろいろ勉強になりました。
 今回はたまたまチェーンの外れ方が良かったので転ばずに済みましたが、最悪の場合クランクケースがぶっ飛んで大けがするそうで、侮ってはならないということでした。いろいろラッキーでした。
 クランクケースってどこのことか話をしているときはよく分からなかったのですが、調べてみると、ほんとピストンを上下させる?というかエンジンのメインの所ですね。これがぶっ飛ぶって、ピストンがぶっ飛ぶとかもうエンジンが吹っ飛ぶとかそういう勢いの話ですね。いやー怖い怖い。