白川英樹博士の講演を聞く

 昨日はノーベル化学賞を2000年に取られた白川英樹博士の講演が高知市のホテルであるというので聞きに行きました。国が主導する産学官連携活動の高知支部的な集会の一部として白川博士の講演がありました。そこだけ行きました。

 大変よいお話でした。

 セレンディピティーとは、失敗や偶然から当初予期しなかった成果を上げる能力ことのようです。科学には往々にそういう逸話がありますね。こういうときによく言われるのは、ぼーっとしててもそのチャンスを生かしきれないんであって、その偶然を意味あるものにするのは不断の努力であるとか、そういう話ですね。ところがそうではない、と。そういう能力は教育できる、というのです。それは好奇心を育むこと。好奇心とは童心である、と。童心を維持するようにすることが創造を生み出す教育ではないか。という話でした。いや、密かに感動しました。

 今朝の高知新聞にこの講演の内容が載っていましたが、短い文章によくまとめられていました。是非紹介したかったのですが、ウェブには公開されていませんでした。残念です。やっぱりプロは違うねー。