無事卒論終了

 先日火曜日、無事、今年度の卒論が終了しました。

 ほんと今年はどうなることかと思いましたが、どうにかなりました。とか、毎年同じように思うのですが、ほんと今年はやばかった。

 ま、最後の最後でみんながんばってくれました。また、これまでの資産というか、先輩たちの研究の積み重ねが、今年の卒論生を救った部分も多くありました。学生は性格も能力も一様ではありませんし、研究の結果も自然からの恵みですから様々でしたが、みんな理学的な思考をして、なんらか新しい関係性を発見したことには間違いありません。そのことから、一人一人がなんらか得たと感じてくれたら、と思います。

 で、私も一段落したのですが、まだまだ予算の執行、成績付け、データ処理、論文執筆(希望)、業績まとめなど、年度末に向けてやることたくさん。

 昼休みのバドミントン、相変わらずすごい楽しんでいます。なんと今年に入ってまだ一度も休んでません(のはず)。卒論発表会の日も昼飯食べずに走って参加しました。ますます上達している気がする。明後日、初めて大会に出ます。楽しみです。

 ですが、先週金曜日は私費外国人入試でサークル活動自粛からの3連休で4日間バドミントンできず、からの火曜日から久々バドミントンをやったところ、腰を痛めました。軽くですけど。腰のサポーターをつけてます。だいぶ楽です。今日は腰サポーターつけてバドミントン やったらなかなか動けました。明日はゆっくり休んで、明後日の本番に備えます。

牛肉アレルギー

 ずいぶん前に書きました、「娘の卓球大会初勝利のステーキでオエオエになった」話。

whassyw.hateblo.jp

肉の油に胃が過剰反応する老化の一種と思い、寂しい気持ちになったものでした。念のため人間ドックで調べてもらいましたが、胃は綺麗そのもので胃酸過多の様子はない、とのことでした。その後、ネットでいろいろ調べてみると、牛肉アレルギーというものがあるらしい。多分これに違いない。

 ところが11月の野外調査で食べた四万十牛は食べられました。いい牛肉は大丈夫なのかな?で、年末の飲み会がちょっと高級なところであって、牛肉のたたきみたいのを冒険して一切れ食べてみたところ、ダメでした。ここの牛肉、高級じゃないじゃん!と思ってお品書きをよくよくみると、牛じゃなくて鴨でした・・・。あらららら、鴨でもくるのか。症状は全く同じで、食べて5分くらいで消化器系の過剰反応からオエオエくる感じです。一旦オエオエくると、口に入れるものすべて受け付けなくなります。食ってはオエ、食ってはオエとトイレに駆け込みまして、お店の人に心配かけるくらいでした。1時間くらいで落ち着いて、最後に出た好物のホタテの炊き込みご飯はなんとか食べられました。

 牛だけじゃなくて鴨もだめなら、他にも何かあるかもしれないと思って、アレルギー検査を受けました。結果はハウスダスト系にちょっと反応が出るも、他はまったく反応なしでした。牛もクリア。鴨は検査項目になし。全体的なアレルギー体質を示すIgEという指標もかなり低い値でした。

 その病院の先生にネットで得た知識を問うてみました。

「どうもマダニに噛まれると牛肉アレルギーになりやすいとか」

「よくご存知ですねー。島根大学にそればっかりやってる先生がいるんですよ。高知にもときどき講演に来ますよ。」

 忘れもしない、最初に発症したのは2年前の野外巡検でのバーベキューでした。マダニに噛まれてすぐレアな牛肉を食べたのがよくなかったのだと思う。

 島根大に専門の先生がいる、という情報をつてにまたまた調べてみると、もっと専門的なことがわかってきました。

 海外では結構昔から牛肉アレルギーの人が多い地域に偏りがあることがわかっていたらしいです。マダニの唾液?がアレルギーを引き起こす原因であることも徐々にわかってきました。アレルギー物質はアルファーギャルというガラクトース二つがなんかでくっついた糖鎖で、四足動物に多く含まれるとのことでした。特に牛肉に多く含まれており、ある閾値を超えると反応するとのことです。反応も様々で、肌に出る場合や呼吸器系、消化器系などがあるようです。私の場合は牛肉のみで、消化器系に反応がでるパターンです。この経路は大腸ガンか何かのガンに対する抗がん剤と同じ反応経路らしく、牛肉アレルギー持ちには使用してはならないという論文もありました。将来気をつけないとな・・・。ある論文によると、マダニに噛まれてから時間とともに反応物質が減るので、時間を開けてから食べれば発症しない可能性が高まるとのことでした。野外調査するみなさん!調査後のバーベキューは気をつけてください!

 で、あれ、おかしいな。鴨は四足動物ではないし、調べてみるとアルファーギャルは含まれていないらしい。アレルギー検査でも牛肉は引っかからなかった。どうも私の場合は、これまでに報告されていないアレルギー物質に反応しているのかもしれない。

 牛肉だけだったら、食べなくても生きていけるので避けるようにしてください、鴨はそんなに食べるもんでもないからこれも避けて、とのことでした。少しずつ食べて閾値を上げていくという治療法があるようですが、そこまですることないんじゃない?とのことでした。妻は安い肉で済む!と喜んでいます。

 最後にお断りしておきますと、私は全く専門外ですので上記の情報は誤解や不確かなことが含まれている可能性が高いです。信用してはいけません。

 

2019年仕事始め

 明けましておめでとうございます。

本日から仕事始めです。

英語論文レビューと秘密の仕事の締め切りが早々に迫っております。

財団系の研究費申請の締め切りが2月上旬。

学会講演要旨の締め切りも同じくらい。

卒論締め切りも同じくらい。

 

あーありがたやありがたや。

 

今年も頑張って行きましょう!

良いお年を!

 本日、仕事納めです。明日の12/28と来年の1/4は全学一斉休業となり、仕事始めは1/7の予定です。

 今年はどんな年だったかな?2月下旬にニュージーランド二往復、二ヶ月の国際掘削船乗船、5月千葉、6月ハワイ、9月札幌、12月ワシントンの学会、その他小さな出張、8月三波川巡検、9月室戸授業巡検、11月のドンとの野外調査、などいろいろ外へ飛び回りました。市民大学、シルバー大学、高校、その他の講演。論文は主著が二本、共著が三本通りまして、現在は共著論文二本投稿中です。なかなか充実した一年でした。

 一番そわそわしたのが、科研費の作文と卒論指導です。いい経験になりました。

 来年はどんな年になるでしょうか?

 みなさん良いお年を!

米国で日本をアピール

 米国での最後の夜。雨が降ってました。待ち合わせた店がいっぱいで、店の前でどうしようかみんながわいわいやっていた時、タバコが吸いたくなって裸の街路樹の下でタバコを吸いだしました。すると、その店のちょっと横の窪んだ屋根のあるところから、

「おーい、こっち来なよー。」

と呼ばれました。知らない人。ただの地元の人。だがしかしタバコ仲間です。

「おー、ここはいいですね!」

と言って合流すると、

「おい、お前、何使っているんだ?」

と私の手元を指差して聞いて来ます。

え?っと思って手を見ると、いつもの携帯灰皿を持っています。あまりに自然なことなので、そう言う姿勢でタバコを吸っていることすら気にしてませんでした。

「あ、これね、It's Japanese style!」

「日本ではみんな使っているの?」

「いや日本では外で吸うことすら難しいんで、あんまり使ってないかも。」

「そういえば思い出したわ、ワールドカップのロッカールームを日本チームがきれいに掃除して帰って行ったってな。日本人尊敬するわ。」

「ま、普通です。」

「その灰皿の使用は法で定められているのか?それとも文化?」

「法では強制されてないです。文化ですね。」

「すごい!こっちでは売ってない、俺はどうすればいいんだー。」

 

ってな感じで、期せずして日本人アピールしちゃいました。